見出し画像

発達障害者が職場に行くことは、一般的な人にとって災害や戦争の避難民と同じ状況!

今回のタイトルはASDの僕が仕事に対するイメージを具体的に言うと、こんな感じになりました。

能登半島の地震で元旦に起こり、自宅に倒壊したりで、不自由な生活を強いられている方も多いと思います。地震と言えば、災害なので、自然の驚異に恐怖すると思います。

確かに災害も恐怖ですが、本当の恐怖は災害後に起こるのです。そう、人災という恐怖です。パニックになった人々の暴走による道徳心の崩壊による略奪や強姦もそうですが、避難地におけるプライベートがない人間関係がASDにとっては一番辛いと思います。

生きていく為に避難所に行く。ASDにとっては、職場がその避難所そのもの!

もし震災で、家が倒壊すれば、住むところが確保できるまで避難所に行かざるおえません。人間は生きていく為にお金が必要です。お金が必要ということは、仕事に行かなければならないのです。

そう!被災を免れるために行かなければならない避難所は、ASDの人間にとっての職場が避難所と同じなのですよ!お金がないと生活できない!仕事をするのが無理だとわかっていても、職場に行かなければならないのです。

追い込まれている状況になると、他人に気を配る余裕はない!

発達障害者は、就労支援で必死に学んだり、マニュアルを頭に叩き込むことよって、ようやく定型のの人と同じスタートラインに立てるのです。

そこまで頑張っても仕事ができないと、クビになる恐怖で、パニックになります。よく発達障害者は気が利かないと言われますが、当然ですよ!自分の生死がかかっているんですよ?クビになる➡収入がなくなる➡死に繋がる!こう考えると、他人を気遣っている場合じゃないのです!

自分勝手な意見だと思われるかもしれません。発達障害の当事者にとって、職場とはサバイバルの場所になるのです。自分が生きていく為に他人を助ける余裕はないのです。

障碍者雇用で勤めることで、当時働いていた周囲の状況を理解できるようになった!

僕はここ数年は、障碍者雇用で働いています。苦手な人間関係がなく、スピードや成果を求められることもなくなりました。外作業なので、以前の室内の仕事に比べて、暑さや寒さにさらされますが、人間関係のしんどさに比べれば、全然耐えられます。

最初のうちは不安やパニックに襲われそうになりましたが、今は精神的に安定して働けています。心の余裕ができたことで、前職の介護職で、僕のパニック状態のせいで、周囲に迷惑をかけてしまったと、冷静に自分を客観視ででるようになりました。

無理なお願いだとわかっているけど、周囲に配慮をお願いしたいです!

上記の説明の通り、発達障碍者は職場での不安を常に抱えています。今働いている職場を失えば、転職活動をするいわば、苦手な面接をしなければいけないのです。

当然、採用までの時間がかかれば、先程説明した通りに死につながるイメージに繋がり、パニック状態になります。僕が極度の心配性ということもありますが、今日、いきなり仕事がなくなるかもしれないという恐怖と戦っています。

以前よりは不安はなくなってきましたが、時折、そういう恐怖が頭をよぎります。発達障碍者が働いている職場の周囲の人には申し訳ないのですが、本人は不安を抱えて仕事をしているのをわかっていただくとありがたいです。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?