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一人暮らし大学生、急性腎盂腎炎で救急搬送された話


こんにちは。

今回は私が大学1年生の時に、救急搬送された話を備忘録してここに残したいと思います。

まず初めに皆さんにお伝えしたいのが、ちょっとの異変でもすぐ病院に行くこと。もしもの時は躊躇わず救急車を呼んで欲しいということです。
これがこのノートの結論なのですが、当時のことを詳しく書いていきますのでぜひお付き合いください。

2022年11月。
最初に感じた異変は排尿時の痛みでした。
しかし、これまでごくたまに排尿時の痛みを感じることがあり、それを大量の水分摂取と頻繁に排尿することで乗り切っていたという経験があったため、私は放置してしまいました。
今思えばここでドラッグストアでも病院でもいいから、膀胱炎の薬をもらっておくべきでさた。
痛みを放置して数週間、次はさらに強くなった排尿痛と、激しい腰痛に悩まされるようになりました。
ここにきてようやく私は近くのドラッグストアで膀胱炎の薬を購入。パッケージには排尿痛と膀胱炎の腰痛に効くと記載されてあり、それをしっかりと用法容量を守り飲みましたが一向に効き目がありませんでした。

それでも大学やバイトで忙しくしていたため病院に行かない理由をつけて、すぐに治るんだと鎮痛剤で痛みをやり過ごしていました。

その数日後の深夜、わたしは一人暮らしの自宅で激しい寒気を感じます。
激しい寒気と腰痛、排尿痛、耐えれなくなった私は7119に電話しました。
7119とは、救急車を呼ぶかどうか迷った時に緊急性が高いか相談ができる電話相談窓口です(私もこの時初めて知りました)。
しかし、私が住んでいる離島、沖縄は7119に対応していなかったのです。
震える手で次に電話したのが#8000でした。
#8000は、小児救急医療電話相談のことであり、名前の通り7119の子供版といったところです。#8000は全国つながるとのことだったので、19歳という小児判定不可な私でしたが、藁にもすがる思いでかけました。電話に出たのはやさしそうな女性の方。
19歳なのですが、、という私に最初はびっくりしたようですが丁寧に話してくれました。最初に熱を聞かれたのですが、私は体温計を持っていませんでした。(学生一人暮らしあるある?)

ここで教えてもらえたのが

•多分腎臓の病気だと思う
•高熱が出たら救急車を呼んでください


ということでした。

お礼を言いながら電話を切ったときには体温計を使うまでもなく、自分の体が高熱であることがわかりました。
しかしこの日の夜は保冷剤を頭にあてがい就寝しました。

次の日の朝、腰痛排尿痛ともに健在でしたが、熱は下がっていたので(自分の感覚ですが)、痛み止めを飲みバイトに出勤しました。(今思えばめちゃくちゃアホだと思うのですが)

バイトが終わってからが本番でした。
歩くのもきついほどの腰痛、寒気、痛み止めは一切効かなくなり、用法を無視してありえない量を飲んでいました。
この日は日曜日。
病院がやっていないのでこの日を耐えれば月曜病院に行こう。そう思っていたのです。

さらに最悪なことに、私の住むアパートがこの日だけ停電、断水していたのです。
震えながら布団にくるまりなんとか寝ようとする私。
しかし歯のぶつかる音が鳴り響くほどのあまりの震えに自分の命の危機を感じました。病気で命の危機を感じたのは初めての事でした。
膀胱炎の悪化した際のことを調べた時のことが頭をよぎります。
「敗血症」
このまま細菌が体に回ればこの死亡率が高い病気になることもある、そうネットには書かれてありました。
震えと痛み、熱で回らない頭、このまま夜を越えるのは無理だと感じた私は、意を決してスマホを持つのもままならない激しく震える手で119を押したのでした。

119番先の方はすぐに電話にでてくださり、住所名前症状を聞かれました。
そして電話を切る時私はこういいました。

「自宅に近付いたら、サイレンを切って欲しいです」

夜もまあまあ更けていたので、周りに迷惑をかけたくありませんでした。

救急車に電話をかけおわったあと、手すりに捕まりながら下まで降りて外で待つことにしました。これは私の住むアパートが棟が複数あり、名前も複雑なため隊員さんがわかりづらいと判断したからです。
外で待つ頃には寒気は治り、次の段階の高熱に身体が襲われていました。

救急車は数分で到着し、すぐに搬送されました。
意識が朦朧とするなかなんとか、隊員さんからの質問(名前、住所など)にこたえている間に近くの大学病院へと運ばれました。
この時熱は40度。

すぐに点滴を行ってもらい、1から2時間ほどベッドにいました。
この間、熱で大量の発汗、意識が何度も飛びました。
高熱だと勝手に涙が出ることも知りました。
この間、いろいろ検査を受けましたがほぼ記憶にないです…
確か血液検査・尿検査はしました。

点滴が終わった頃にはだるさはあったものの、かなり楽になっていました。
お医者さんからの診断結果は「急性腎盂腎炎」とのこと。
ちなみに腎盂腎炎には慢性のものもあるみたいです。
私みたいに、急な高い発熱、悪寒は急性の可能性が高いです。

23時ごろ、退院許可を頂き、薬をもらってタクシーにて自宅へと帰宅。
お医者さんからは、明日も点滴を受けに来るように、とのことでした。

次の日の月曜日は学校に行きました。
体調自体はほぼ全快と言ってもいいくらいだったと思います。
すぐに治ったのだけが不幸中の幸いでした。

数日点滴を受けに病院に通い、毎日薬を飲み、今は再発もなく元気です。

皆さんにお伝えしたいのは、冒頭の通り、
★膀胱炎を侮らないでほしいということ
★少しでもおかしいと思ったらすぐ病院を受診すること
★もしものときはためらわず救急車を呼ぶこと(手遅れになる前に)
です。
腎盂腎炎になった後、放っておいたら菌が全身に回り敗血症になる恐れがあります。皆さんにはこんな思い絶対してほしくないので、自分の身体をいつも気にかけてあげてください。
あと、救急車で運ばれると結果的にめちゃくちゃお金かかるので、何事も早期受信・治療が大事です(; ;)
あと沖縄県は#7119を早急に導入お願いします…

お医者さんがおっしゃっていたのですが、女性は特に膀胱炎ふくむ、「尿路感染症」にかかりやすいみたいです。
原因は様々ですが、とにかく排尿を我慢しないことが大事です。

この記事が参考になれば幸いです!
普段は旅行の記事など書いてるのでそちらも是非よろしくお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。


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