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蒔田完一氏『護身杖道』に意見する6

(コラム-承前)
質問1 錫杖には、僧侶が使用するものと、祭礼用の鉄杖がある。そのいずれか。
質問2 武田先生の身長は5尺(152cm)足らず、錫杖の長さが六尺有余、そんな長尺な錫杖はありえない。錫杖は惣角の身長よりどのくらい高かったのか、具体的に説明してほしい。
質問3 錫杖はオール金属製か、または上部が金属で下部は木製か。また、その素材は何だったのか。
質問4 錫杖の太さ・長さは、具体的にどのくらいだったのか。
質問5 惣角が右手に脇差、左手に錫杖を突き鳴らしたというが、75歳の年齢から、錫杖の重さはどのくらいか。

回答1 鉄杖だが、仏教・祭礼等で使用するものとは違っていた。
回答2 鉄杖の長さは、惣角先生の胸より下であった。
回答3 鉄杖は鋼(はがね)で、刀と同じ鋳造品であった。
回答4 鉄杖び長さは一尋(ひろ)ぐらい、握りの部分は4~5分(約1.5cm)、握りの部分に紫の紐が巻き込んであった。
回答5 鉄杖の先は、地面に突き刺さるほど細いが、それを振ってしなるほど軽くない。だが、75歳の武田先生がよくあんな重いものを持っておられると思った。(コラム-続)

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