杖道護身の形３

第１か条（指掌捕り）
敵：我の右手に持っている傘を、右手にて掴み引き寄せようとする
我：傘を握られた瞬間に、敵の右足外側に左足を進めながら、左手指で敵右手をハサむように骨に当て強圧する。又は手刀をもって強打する。以上を表技とし、裏は左右逆技とする。
補足説明：左手による４か条捌きと同じ技です。４か条捌きを知っていればそのまま敵を床に誘導することが出来、敵の腕下を抜ければ３か条になります。手刀については第10か条で説明がありますのでそちらで補足します。
 
第２か条（手首攻め）
敵：我の右手に持っている傘を、右手又は左手にて掴み引き寄せる
我：傘を持っている指先を傘ごと上方に突き上げて、相手の手首に外側から引っかけ、手首の筋に押しつけ杖を下ろすように押さえ込む。裏技は内側から縫うように押さえ込む。
補足説明：２か条押さえと、裏技は小手返です。短棒（鉄扇・折りたたみ傘）など掴まれた際の２か条は難しい技法です。空いている方の手で得物の先端を掴み補助する方法がお勧めです。