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日本伝合気柔術 技法稽古に入る初学者のための基礎知識2

武道修練の目的
武道とは、「破壊」と「建設」の両面性があり、その学んだ技が“人や社会に迷惑をかけるような破壊的行動”とならないために“自制心を修業”するためにある。
また、その技の中には“間合・目付・変化・残心”などの術理の他“陰陽表裏虚実法・思考転換(固定観念打破)法・そうするとそうなる”など生活の教訓(知恵)が内包されている。すなわち、武道とは「行動哲学」である。
そして、武道の継続修練で学んだ術理・教訓等を日常生活に活かすのである。具体的には“心身の安定保持・バランス感覚の維持・建設的言動思考・積極的社会貢献”などである。
 
日本伝合気柔術は「無形」の理である
武術には、一般的に技に定形がありこれを終始稽古する。日本伝合気柔術も形稽古から入るが、究極的には感性と直感力を活かし応ずる技法となる、これをもって「当流に形なし・無形の理」という。
日本伝合気柔術は非常に多くの技法(形)があるが、その指導に当たっては「覚えなくてもよい」と言われる。個々の形の手順を覚えることよりも、そこに内包された術理等を理解すればよいからである。

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