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合気評論3

1合気道の流派について
今日において「合気道」なる名称を付した著名な体術の専門家たちは、日本全国に二十数流もの多きを数えることが出来ます。

合気道に流派が存在するというだけで、大多数の部員の方は不思議に思うかも知れません。これら諸流派を分類してみますと、まず伝統派と新興派に分けられ、新興派からみると支流派が発生していると見ることが出来ます。しかも、各流・各派における「合気道」の解釈については、その世界観・技術解説・技術理論がそれぞれ異なっています。それぞれの団体ごとに異なった方法論・解釈がなされていることから、どれが本物なのか?研究家を迷わせております。

「合気道」の源流といわれているものは、会津藩に残されてきた大東流合気柔術と、黒田藩に伝えられた武田流合気柔術の二大潮流に大別することが出来ます。これらの主流を守っているのが伝統派であり、名称のみ変えたのが新興派、さらに技術力・理論的に大改革を加えた流派を支流派又は亜流派となります。(続)

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