見出し画像

新陰流兵法目録事13

再び鶴山先生のメモに戻ります。最後は奥六本(奥義之太刀)についてです。絵目録では活人刀までの3本で図解は終わっており、先生のメモもここまでとなっています。
 
奥六本について
添截乱截
打太刀は青岸でかかっている。仕太刀は九箇の必勝と同じく左太刀である。打太刀は仕太刀の刀を越して拳に斬りかかるのであろう、太刀先が仕太刀の太刀の上にある。

絵目録 出典「兵法家伝書-付 新陰流兵法目録事-(岩波文庫)」以下同じ

無二剣
今度は、打太刀が左太刀である。技術説明には、これを添截に構えるとある。仕太刀は下段、この構えはおそろしいのだ、と大坪先生が語っている。

活人刀
次は、打太刀が下段、添截乱截→無二剣→活人刀と仕太刀の構えを打太刀が破るという構成になっているようだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?