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史伝西郷四郎4

いずれにせよ「武芸流派大事典」に載せたことは良かったことになる。
今後、この種のものに積極的に応ずる必要があることを痛感した。ネタを出し惜しみせず、時間がかかってもポイントをつく対応をした方がよい、ということに気づいたわけである。もっとも時宗氏の説は自慢ばかりで、歴史関係に興味がある人ならば、論理構成が破綻していることはすぐにわかるところに問題があり、説に疑問をいだかれる原因があるのである。
綿谷氏は武芸通俗史の本を数十冊発行している人であり、この人の本に掲載されたということであれば、他の誰もが正しいと判断するのは当たり前であるかも知れない。これが大坪先生と私の関係であれば師弟関係ということもあり割り引いて判断されるが、綿谷氏と私は全く関係がないから、その意味で真実性が増すのである。綿谷氏によって、間接的に私の説の正当性が認められたということだ。時宗氏を擁立する一派は、相当困惑を感じているであろう。
世間に認められるためには、他を押しのけることをしなくても、時の経過が解決してくれることもある。また、日が当たれば、その裏では妬まれ、うらまれる事象が起きることは世の常である。これは政財界の動きと同じように、支持する人が増え始めたら、後はこれらの支持者をどう固めるかである。電話・手紙又は直接の面接対応などが必要になってくる。理解してくれるファン(キーパーソン、大東流理論の構成と関係ない人として)が必要、大事である。

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