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蒔田完一氏『護身杖道』に意見する2

蒔田氏の手紙は次のとおり

「護身杖道お送り下さりありがとう存じます。
入身する時は、剣の動きと同時に動き、振り上げた時には既に入ってなければならない。これが大東流の動きで、振り上げてから入身する実験を何回かやりましたがダメでした。
片手で棒を受けると受手に負担がかかり、叩き落とされる場合があります。
杖で四方投も出来ます工夫して下さい。
全般として、盛平師範の技を吉祥丸がだいぶ崩しておりますから注意が必要です。
合気拳法と中津師範の残された拳法とだいぶ違うようです。本屋で立ち読みしたまでですが、
武田惣角が護身用についていたのは鉄鞭のような感じのもので、未だその他に稽古中も身につけていたものがあります。それは宗家以外知りません。
日本伝合気柔術免許を渡す時に、私たちにも相談があり、大東流とは関係なしと言うことで、久師範との間で了解がつき渡したもので、大東流は宗家以外免許できないことになっているので、念のため申し添えます。」


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