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武田時宗・宗家独占インタビューについて5

(承前)また、当時の会報(日本電信電話公社 合気杖道部)には、時宗から先生への長文の書簡が紹介されています。これも謝礼問題5・6に掲載済みです。この書簡に関して、久琢磨からの便りが会報30号(昭和41年12月)に掲載されていますので、引用します。

関西合気道倶楽部 久琢磨
拝啓 漸く風涼しく相成りました。益々お元気でお仕事と合気道に御精励の御事と存じます。
本日は会報第29号御送り下さりまして誠に有難く御礼申し上げます。早速拝見、静岡市の望月先生の「合気道の歴史」、武田時宗先生の御書面等を拝読いたしました。貴殿の御努力で大東流合気柔術が合気道の本流であることが次第に明らかになってきましたことは斯道に志す私どもといたしまして誠に本懐に堪えません。今後ともよろしく御願い申し上げます。
来る12月15日朝日の旧友会が東京でありますので、12、3日頃上京します。都合がよろしかったらお目にかかりたいものです。         敬具

 次は、昭和42年電電東京体育館道場において行なわれた時宗師範の公開演武ついて、です。
「武田惣角を追って」(5)鶴山晃、会報31号(昭和41年3月)掲載を引用します。

去る2月1日午後6時より電電東京体育館道場(両国)に、北海道網走市より上京された武田時宗先生がわざわざ来館されました。(続)


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