見出し画像

合気柔術と整体効果(下)

呼吸体操は優れものだ、基本技と呼吸法がセットになっていることは会員には既知のこと、脳のボケ防止にも効果がある。老若問わず、小脳が疲れるとバランス感覚を失いよろける、間脳が疲れるとイライラや不安感にさいなまれる、大脳が疲れると記憶力が落ちるなど、悪影響がでる。呼吸体操はこれらに対する抗老脳作用として効果がある。通常の体操でも十分だが、騎馬立ちによる呼吸体操の方がより効果的なのである。
大東流だけの話ではないが、正座法はサムライ文化、儀礼として徳川時代に普及した。正座をすると足がしびれる、これへの対処法もいろいろある。正座以外の座り方が許されるなら、正座→あぐら→正座と大きく変化させる。許されない場なら、座り方親指を軽く重ねておき、時々上下の親指を入れ替える、足ずま(中足部)合わせに座る、すなわち、日本舞踊でいう「男座りの構え」のように深く足先を重ねておくのである、トンビ座り・おばあちゃん座りこれは足先を開きその間に尻を落とす座り方である。万一しびれたら、ふくらはぎを強圧するか、親指をつまみ引っ張りながら回転させるとよい。
いろいろ揚げていくと、きりがないが、いずれにせよ合気柔術の技法は健康法と密接につながっているということが判る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?