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諸流派演武大会(中)

当日受付にて
8月24日(日)は本当に蒸し暑い日で午前中から30度を超えていた。
受付では、「どれどれ私が皮切りに」とベレー帽の人が馴れた手つきで筆をとる、会報の表紙絵を描いてくださる「どや一平」画伯だ。恰幅のいい紳士が差し出された筆の穂先を一寸つまみ、持ち替えもせずそのまま一気に書く、昭和を陰で動かした男といわれる田中清玄先生だ、続いてフランス大使館の担当ラン参事官。ルコック夫妻のサインもいただいた。松田隆智も来た。
演武内容
1 新道夢想流杖術 演武者 範士清水隆次直門 鈴木進
                       鶴山晃 他2名
2 香取新道流居合(抜刀捌き)演武者 香取神道流教士 野田静山先生
3 戸田派武甲流 演武者 戸田派武甲流宗家 小林せい子先生
                      新田寿々代先生
4 大東流合気柔術 演武者 大東流第36代武田時宗先生、
              免許皆伝久琢磨先生、
              免許皆伝堀川幸道先生 
                    直門 鶴山晴峰(晃)外8名
5 柳生心眼流体術 演武者 柳生心眼流十世 武藤正雄先生
                      藤定武雄先生
6 新陰流兵法 演武者 柳生新陰流一国一人印可者 大坪指方先生
                         小南英一郎先生
7 新道揚心流柔術・和道流空手術 演武者 和道流創始者 大塚博紀先生
                            大塚次郎先生
演武会を見て
「アッ、真剣を使っている。」と軽いざわめきが起こる。1番目の新道夢想流杖術だ、電電東京合気杖道会部鶴山、鈴木両先生による真剣対杖の演武にいきなり身が引きしまる。会場もぴんとした空気が張り詰め、思わず暑さを忘れるほどだった。杖術は電電合気杖道会発足当初から清水隆次先生の指導を受けて来た。続く演武では、4人の演武者が正方形に位置し、仕打はその対角線上で向かい合う、司会の指示する形を交互に演武することで見学者は別々の角度から見ることが出来るという演出だ。

真剣対杖の2


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