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蒔田完一氏『護身杖道』に意見する5

「武田惣角が護身用についていたのは鉄鞭のような感じのもので、未だその他に稽古中も身につけていたものがあります。それは宗家以外知りません。」
とあるが、本書コラム「護持杖こぼれ話 その1~5」のとおりである。
補足説明:『護身杖道』のコラムを引用します。
護持杖こぼれ話
昭和35年、雑誌『イザリ火』10月号の「合気道礼賛(久琢磨著)」の文中に次の項があった。
「昭和10年の春、武田惣角が突然として大阪朝日新聞社の玄関に現われ、“植芝盛平”に合気柔術を習っているそうだが、あれには、まだ充分に教えていない。まだ中途半端だ。真に合気柔術を学ばんとするなら、この我に従え、我こそは大東流合気柔術の総務長、“武田惣角源正義なり”、と腰の脇差しに右手をかけ、左手の六尺余の錫杖をジャラジャラと突き鳴らしたときは、さすがの守衛長も平身低頭して迎え入れた。」と。
しかしながら私(鶴山先生)は「武田惣角先生が錫杖をジャラジャラと突き鳴らした」と表現されていることで、久先生に次の質問をしたことがある。(コラム-続)

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