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山本角義氏の思い出(上)

鶴山先生のメモから
新宿住友ビル48階で朝日カルチャーセンターの合気道講座を行っていたときのこと、山本先生に1時間ずつ講義(先生は話術の天才で漫才師顔負けのものだったそうです。)をしてもらった。午前中は女性が多いので護身術的なものということで、いろいろ教えてもらった。午後のクラスの途中で、突然足が痛いと言い出したので、中座してもらい上板橋のマンション(鶴山先生の武術研究所=日新館のこと)に先にタクシーで帰ってもらった。帰宅後、先生の足を見たら神経痛を起こし鍼でなくては治らない状態であった。(鶴山先生は鍼治療も達人でした。)
先生の足は指先が下に曲がり西郷四郎のネコ足と言われたものと同じで、講義中ずっと足先に力を入れていたため激痛となったことが分った。

ところで、足の指先が下に曲がっていることに関して、NHKの北出清五郎アナウンサー(「相撲の北出」として知られたスポーツ担当アナ)が、昭和60(1985)年2月1日発行の週間宝石に次のように語っている記事が掲載されている。
「鬼の若乃花、マムシの栃錦、現役時代の二人の親方は力士仲間からこう恐れられていたという。18歳で入門以来38年に渡って土俵一筋に生きてきた。全盛時代の親方の取組を昔のフィルムで見ると、土俵際に寄られてもびくともしないのです。足の指がカギの手に曲がっていて、土俵の俵に引っかっているのですよ。」「親方と飲んでいるときに『足の指を見てごらん。』と言われて、触ってみたのですが、指が全部下を向いていて曲がっているんですよ。いくら引っ張っても伸びないんです。あれには驚きました。ああまでなるのは、おそらく想像を絶する稽古をしたのだと、思いますね。」

足の指が曲がっているのは、格闘技の秘訣であるらしい。柔道創業期に活躍した西郷四郎の足指も二子山親方と同じく曲がっていた。「足が相手の足にピタリと吸い付いて外れない。」と言われている。
先生は武田惣角から次のように教わったそうだ、「畳の新しいのは、所々につなぎ目が一本飛び出している。これを指の間に挟むように畳の上に立つ事。」この習慣が先生を神経痛にさせたようだ。
さて、先生の名刺には、山本一刀斎角義と書いてある。この一刀斎はいつ頃から使うようになったのか聞いたところ、先生は「武田惣角源正義の名前から角と義を頂いたが、この名前は良くなかった。易者が改名した方が良いというので名前を変えたのである。」と答えた。
姓名判断(大東流合気之術の教外別伝「天眼術の地の巻」は姓名判断である。)で山本角義を分析してみると・・・以下分析内容の記載なので(略)・・・結論は天・人・地運とも良くない。改名の一刀斎を入れるとどうなるか、・・・以下同じく分析内容の記載なので(略)・・・結論は地運が「短命の最凶数」を選んでしまった。67歳で亡くなったのは自ら選んだものであろうか。(続く)

山本角義の3


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