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応急処置法4

ねんざしたときの応急手当は、RICE(ライス)を実践せよ、とあります。
 Rest 安静・動かさない
 Ice  冷却
 Compression 圧迫
 Elevation 挙上・持ち上げ
先生の説明にも、このライスと同趣旨の記載があります。
足首や手首なら固定して動かさないようにして、氷や保冷剤で6時間程度(凍傷防止のため15分/回で休憩しながら)冷却する。包帯やテープで患部を適度に圧迫することで、内出血を防ぎ痛みを軽減できます。患部を心臓より高い位置に持ち上げて保つことで炎症を抑えることができます。
 
さて、筆者がねんざや筋違え(筋肉痛)の処置法でお勧めするのは、皮内針です。病院で検査した結果「骨折もなく大丈夫です。」といわれても、シップや軟膏ぐらいの対応で自然治癒を待つのみ、痛くて不自由な生活が続きます。このようなとき、皮内針を使うことで即座に痛みを解消することができます。
皮内針(ひないしん:皮内針法)とは、鍼灸師であった赤羽幸兵衛氏が昭和27年に発見・発明した無痛の針による治療法です。知識・技術・経験・修練が必要な毫針(ごうしん:多くの方がイメージされる皮膚に直角に刺入(しにゅう)する針)と違って、皮内針法は5mm程度の短い針を皮膚の極表面に刺入、絆創膏で固定し数日間そのまま放置する方法です。

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