見出し画像

大東流の集団練法

集団のパフォーマンスとしては、日本体育大学の集団行動が有名ですね。
大東流にも、一糸乱れぬ軍事行動をするための鍛錬として集団練法というものがあります。

この集団練法は、長沼流軍学を原型としています。会津藩では、全軍をあげて、追鳥狩 (おいとりがり)という軍事調練が行われていました。

この集団練法を見せるため、大東流の演武会でも杖対太刀や柔術などで集団演武を行います。これは単独演武と違って、呼吸を合わせた操練法なのです。集団演武ですから、見れば練度はすぐに分かります、自分だけが出来ればいいというものではなく、全体の動きを統一する必要がある、周囲に気を配っていなければ演武にならない、難しいものです。
ここに教育武道としての大東流の一面が見えているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?