玉石混交
厳選し磨き上げられた形は素晴らしいものですが、その本当の良さはなかなかわからないものです。こういう形だけで構成されている流派もありますが、最初のハードルが高すぎて大変です。まあ、ここで習うべき人を選択している、と考えることも出来ますが・・・。
さて、多くの形があると、その形の中には玉としていいすばらしいものもあれば、石かと思われる形もあります。石の形といっても、選ばれた石ですからそれなりのものです。これらの石があってこそ玉が際立つということなのでしょう。
さて、プロの世界は厳しいものです。例えば、専門棋士、全国から天才と言われた子ども達が集まりプロを目指して競う、当然、天才の中にも順番が生まれ、プロになれた方たちの中にも順番ができる。ここで、プロ棋士だけの集合を見たとすると、全然活躍していない(ように見える)多くの棋士とタイトルホルダーに名を連ねる一握りの棋士、まるで玉石混交のようです。でも石(失礼)に見える棋士でも実はすごい、筆者から見れば永遠に手が届かない神様みたいなものです。直接勝負ということで順番がつけられない音楽家や画家もそうでしょう。
まずは、石の形をきちんと理解し出来るようになることから、始めることが大事ということでしょうか。
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