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杖道護身の形4

第3か条(手鏡返し)
敵:我の両手首(傘を持った場合も同じ)を掴み、引き寄せようとする
我:基本形第1教の要領で指先を開いて、右足を斜め前方に踏み出しながら、右手を敵の側面に持っていき、突出すようにしながら手掌を自分の方に向け、左手親指で敵左手の薬指下を押さえ、右手は抜手し合気道の小手返の要領で敵左手を切り下ろすように極め倒す。
補足説明:柔術の小手返です。敵の左側面で崩していくやり方を示しています。「手掌を自分の方に向け」手鏡とするのは敵の手を回し崩すためですが、手鏡で自分の手を意識させ不用な力を使わせないという口伝の技術です。

第4か条(つばめ返し)
敵:我の両手首を掴み、引き寄せようとする
我:基本形第2教の要領で指先を敵顔面に突き上げる。このとき右足を少し進め腰を落としておく。左足を敵左側面に踏み込みながら左手を敵左脇下に突っ込み、両腕を反時計回りに返し、敵を側面に落とす。指頭を開いて、気を出しひじが曲がらぬよう気を付けること。
補足説明:側面入身投です。両腕の平行を保ち体幹が捻れないように捌くことが大事です。そのためには敵を倒そう(投げよう)と思わないことが重要です。自分の身勢を維持して捌く、結果敵が崩れ倒れる、といことです。

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