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投資日記No.18 6/17週の気になったニュース


この1週間は、ちょっとベースフード(唯一の保有株)の株価が伸びた。
何か買われる材料があったのかな?
個人的には、日々の値動きにあまり惑わされないようにしたいと思っているが、上がると嬉しい。

平均取得価格555円だから、まだまだ損しているけど。



◇最近の出来事・感じたこと
■最近始めたチョコザップの感想
最近、チョコザップを始めた。YouTube・テレ東BIZ系のニュース番組・Voicyなど、取得したい情報が多い中で、消化しきれてなかったので「チョコザップやりながら、動画見よう」と思い、始めてみた。
もちろん「痩せないとなー。運動しないとなー」との思いは、ずっと底流にあった。

チョコザップの会員数は120万人。店舗数は1500店。
瀬戸社長は、インタビューで「日本のフィットネス人口は3%。チョコザップができて1%上がったが、それでもまだまだ少ない。アメリカの20%。今まで運動をしてなかった97%の人がターゲットなので、既存のジムは競合ではない」みたいなことを言っていた。

始めてみて思ったチョコザップの最大の利点は、「ゆるーい空気感」が流れていること。ガチの人はいない。利用してる人の体型を見ても、ぽっちゃりした人が多い。私も太っているが、そんな自分がいても違和感がない。太ってる人は、ジムに行く際に周りの視線が気になってしまい継続できない場合もあると思うが、チョコザップはそこのハードルをクリアしてる。

私の利用してる店舗では、ランドリーサービスもあり、コレは大変良いと思う。月額3000円でランドリーを利用できたら、それだけでもお得。ランドリーの待ち時間にジムを利用すれば良いので、親和性も高い。私の通ってるところでは、毎回洗剤が切れてるので、そこはダメだが。

チョコザップ、非常に満足度が高いので、続けていきたいと思う。ちなみにライザップ株を150円の時に1000株買ったが、あまり株価も伸びないので手放してしまった。直近の株価は353円。見る目がない。後悔。


■どんな情報が記憶に残るか?受信者の時に感じる発信する際に大切なこと
最近、有料メルマガを結構 購読している。
・堀江貴文さん(月額1000円くらい)
・後藤達也さん(月額500円くらい)
・中島聡さん(月額1000円くらい)
メルマガのコスパはどうなんだろう?とたまに考えたりもするが、記憶・印象に残る効果が高いことは確かだと思う。

「ホリエモンがあんなこと言ってたなー」と思った情報は長く記憶に残る。これは「日経新聞であんなこと書いてたなー」より、よほど強く印象に残る。ここは個人の情報発信の強みだ。

逆に言うと、あたり触りのない意見・両論併記みたいなのだと、印象・記憶に残りにくい。「私はこう思ってます!」という意見が欲しい。

発信者に軸があることで、受信者も「それはそうだよね!」「俺の意見は違うぞ」と考えやすい。

私もXなどで日々ポストしたりしているが、まだまだ知識が浅いため、自分の意見を表明できないことも多い。ただ、「自分はこう思う」という意見は、積極的に発信したい。

ちなみに私が好きなYouTubeやVoicyは以下の通り
◉堀江貴文さん
・メルマガhttps://note.com/takapon/
・YouTube https://m.youtube.com/@takaponjp/videos
◉田端信太郎さん
・YouTube https://m.youtube.com/@tabbata/videos
◉後藤達也さん
・note https://note.com/goto_finance/membership/join
◉中島聡さん
・メルマガhttps://www.mag2.com/m/0001323030
◉ReHacQ−リハック−【公式】
・YouTube https://m.youtube.com/@rehacq/videos
◉佐々木俊尚さん
・Voicy https://voicy.jp/channel/2185
◉細野豪志さん
・Voicy https://voicy.jp/channel/3495
◉伊藤洋介さん
・Voicy https://voicy.jp/channel/1948


■テキストのみで表現する力を付けていきたい
堀江貴文さんや中島聡さんのメルマガは、メルマガだから当たり前だけど、文字が中心。
堀江さんのメルマガは、近況報告みたいなところに写真はいっぱいあるが、その他は全てテキスト。中島聡さんのメルマガも全てがテキスト。
そのテキスト中心のメルマガを読んでて思うのが、テキストのみで十分に人に読ませることができるということ。

Xやnoteで投稿していると、どうしても「画像+テキスト」で表現したくなる。ただ、テキストのみでも読ませることができるなら、これからその能力を伸ばしていきたい。


◇気になったニュース
「スポットワーク」が2200万人規模に急拡大…タイミーが開拓しメルカリも参入、スキマ時間の労働力が争奪戦に

24年5月末時点でのスポットワーク登録者数は約2200万人で、23年3月末時点(約990万人)に比べて2.2倍となりました。

メルカリは3月にスポットワーク仲介サービス「メルカリ ハロ」を開始しました。5月末時点で登録者が500万人を超え、登録者が700万人で業界首位のタイミーを猛追しています。

【コメント】
メルカリハロが500万人も登録者がいることに驚いた。本当に猛追している。
スキマバイトは、もろにネットワーク効果の働く市場だと考えていたので、短期間でここまでメルカリハロが登録者を伸ばしているのは、すごい。メルカリからの流入が多いのだろうか。
これからも人手不足の世の中で、スキマバイトの市場は確実に拡大していく。

ちなみに、この間「ブレイクスルー」という番組でタイミーのことを特集していた。創業者の方へ真山仁さんがインタビューしてたが、なんか「キレイゴトばっかり」な印象だった。全てをさらけ出さない感じだった。


今や世界中が「相撲」に熱狂?大人気貴闘力と相撲業界の闇に迫る【貴闘力×堀江貴文】

力士には夢も金もない?数々の問題で揺れる相撲業界をクリーンにできるか【貴闘力×堀江貴文】

お茶屋の存在はおかしい?相撲協会は「伝統」にメスを入れられるか【貴闘力×堀江貴文】

時代錯誤の「女人禁制」はなぜ存在する?「相撲くじ」はいいことづくめ?【貴闘力×堀江貴文】

相撲は世界のデブ専には、垂涎のコンテンツ。
NHKの相撲の放映権料は年間30億円。ただ、もっと放映権料を取れるはずのコンテンツ。日本のスポーツビジネスは、地上波が支配してきたので、放映権料が安い。
例えば、競争入札方式にしたら3桁億円以上の放映権料になる可能性にあるコンテンツ。
そうすれば、横綱の給料が20億円くらいにできて、若い人にとってもやりたいスポーツになる。
日本の1億2000万人ではなく、世界の80億人に向けたコンテンツにすることで、相撲はもっと稼げる。

【コメント】
News PicksのHORIE ONEがYouTubeで視聴できるのは、アツい。私は一時期、ほぼHORIE ONEのためだけにNews Picksの有料会員になっていた。

相撲は、個人的な認識では人気がずっと右肩下がりだと思っていたが、Netflix「サンクチュアリ」で世界的に盛り上がっていたのは、全然知らなかった。

また、相撲がそんなにも潜在的な力を持ったコンテンツだと言うことは、全く意識できていなかった。

確かに横綱が20億円ももらえると、若い人でもやりたい人は増えると思う。私の学生時代に、周りで相撲をやっていた人は1人も知らない。
横綱の平均寿命が異常に短かったり、危険な側面が多いスポーツで、なおかつ稼げるコンテンツなら、プロスポーツとして相応の報酬になった方が良い。


週休3日、欧日で広がる ドイツ鉄道は「実質賃上げ」

週休3日の働き方が欧州と日本で広がってきた。
伊予鉄グループは23年10月に週休3日制を導入した。
毎週水曜日を休日とし、週40時間労働は変えずに1日の労働時間を伸ばした。

【コメント】
AIなどテクノロジーによって生産性が上がり、少しずつ余暇時間が増えていく。余暇時間の充実させる活動や副業はこれから伸びていく。


【記者の目】仏ケリング、「グッチ」安売りで沈む

仏ケリングが苦境に立たされている。主力の高級ブランド「グッチ」が最大市場の中国で低迷し、アウトレット店などの値引きがブランド価値を損なった。時価総額はかつて同水準だった仏エルメスの6分の1に沈んでいる。
グッチの売上高は2024年1~3月期に前年同期比21%減った。4四半期連続の減収だ。
19年6月のケリングの時価総額は約10.4兆円と、エルメス(10.9兆円)と同じで、「カルティエ」のスイス・リシュモン(8兆円)を上回っていた。それから5年が経過し、エルメスが3.5倍、LVMHが2倍、リシュモンが8割増になったが、ケリングだけが4割減り、今は6.4兆円とエルメス(37.9兆円)の約6分の1にすぎない。

【コメント】
経済成長によって、世界的に富裕層が増えている中、高級ブランド品は勝手に好調なのだと思い込んでいたが、グッチは厳しい。確かにグッチはアウトレットのイメージがある。それによりブランド価値が落ちていたのは、知らなかった。
一度、安売りのモノを買ってしまうと定価で買った時に損をした感覚が芽生えてしまう。価格戦略は難しい。


パーク24の11〜4月、純利益13%増 国内で駐車場好調

パーク24、年初来安値

パーク24株が急落し、年初来安値を更新した。14日に発表した決算は増益となったが、海外事業の苦戦などを嫌気した売りが膨らんだ。

【コメント】
決算補足資料https://ssl4.eir-parts.net/doc/4666/ir_material_for_fiscal_ym9/157698/00.pdfに目を通した。
タイムズがカーシェア・レンタカー事業をやっていたのは知らなかった。しかも国内カーシェア市場におけるタイムズのシェアは80%。圧倒的なNo.1。

タイムズカーの年齢構成は「20代以下32%」「30代21%」となっていて、20代以下が最大のボリュームゾーン。ここら辺は、「若者の車離れ」と言われてる状況と一致している。
「わざわざ車を所有しなくても良いよね。車は贅沢品」という感覚は、やっぱり若者中心に広がっている気がする。

個人的には「車を所有する・しない」は子供の有無が大きく影響していると感じる。やっぱり子供がいると、チャイルドシートをわざわざ移動するのは面倒だし、習い事の送り迎えなどもあり、自分で車を所有してた方が便利だ。ちょっと汚してしまっても、自分の車なら問題ない。
車を所有するニーズは減っていき、その分カーシェアのニーズは高まっていきそう。

第二四半期決算では、売上構成比は国内駐車場49%、国内カーシェア・レンタカー30%で、駐車場事業の半分以上まで成長している。利益率(売上比)は国内駐車場20%、国内カーシェア・レンタカー19%で、だいたい一緒くらい。


サトウ食品の純利益25%増 24年4月期

値上げしたパックご飯や個別包装した餅の販売が好調だった。
売上高は7%増の425億円。パックご飯の売り上げは11%増えて261億円だった。非常食としてだけでなく、手軽に食べられる日常食として需要を伸ばした。

【コメント】
ちょっと興味があったので、決算短信https://www.satosyokuhin.co.jp/resources/2024/06/240613_kessan4q.pdfに目を通した。
「パックごはんは、タイパ志向を受けて堅調に推移」
「26年12月に新工場を設立。拡大するパックごはん需要に積極的に対応」
「今後の見通しとしては、米の消費量が低下する中においてもパックご飯市場はより一層成長すると予想」

タイパ志向の影響が、パックご飯にもきてるのか。
お米は、年々食べられなくなって印象だが、その中でも伸ばしていけるのは、すごい!

金融機関がATMを減らす中、コンビニのATMは増加。何故なのか。【6/19(水)放送 日経ニュース プラス9】

金融機関のATMは5年間で2万台以上、減少する中でコンビニのATMは増えている。セブン銀行のATMは5年で2000台以上の増加。

セブン銀行では、ATM決済10億件のうち2割がスマホ決済などへのチャージ。チャージ取引はここ数年で急激に増えている。
セブン銀行の計上収益のおよそ9割がATM事業。

ATMの維持コストは月に30万円、設備投資は車1台分くらいかかる。地方の銀行などはATMの維持が困難で、その代わりの役割をコンビニATMが果たしている。

【コメント】
キャッシュレスに世の中が向かっていくので、何となくATMは縮小だろうな、と思っていたが、逆にコンビニが伸長しているのは面白い。
銀行のATMが維持・メンテナンスのコストが重く、撤退する中で、コンビニATMが増やしていけるのは、売上が高くて、コストが安いからだろう。

コンビニは人が集まるから売上が高く、余計な機能がないからコストが低い。コンビニATMは通帳記帳はできないし、読み取らなくて戻ってくる紙幣も若干多い気がする。ただ、それで十分だ。他の機能を求めているお客様は少なそうだ。


【ちきりんさんVoicy】地方からの女性流出問題。コレ、解決できないよね?

地方からの若者・特に女性の流出は地方の価値観・常識が問題。
「女性は若いうちに結婚してたくさん子供を産め」「子育てと内助の功を発揮するような人生を送れ」的な価値観が未だに残っている。
ただ、この問題って果たして解決方法あるの?

【コメント】
コロナ禍で、地方のイヤさ加減を再認識した人は多い気がする。
私の職場は、ちょっと田舎っぽいとこで、コロナが話題になってから、しばらく感染者ゼロだった。ただ、感染第一号が出た時、地元の方とそれほど関わりのない私ですら、感染した人がどこに住んでいるのか特定できていた。なぜなら「あそこのファミレスの向かいの家の奥さんが感染したんだって」みたいな噂話を複数回、耳にしたからだ。
これを聞いた時「地元の関わりが深い場所では、暮らしたくない」と明確に思った。感染症は今度いつ流行するかはわからないが、数年サイクルで確実にやってくる。そんな時に、感染したからと言って、その情報が漏れて、プライバシーもなく、村八分にされるような所では生活できない。
コロナ禍を通じて、田舎の封建的な面を再認識した人は多いと思う。


金利と株価の関係が分かれば投資が分かる?投資初心者向けに解説します。【馬渕磨理子の株式クラブ】

金利が上がると株価が下がる理由
・資金調達のコストが高くなる
・個人もローンを組む時などに、金利が高いため、消費が鈍る
・金利が上がると、株より魅力的なモノが増える。債権や預金にお金が流れやすくなる

ただ、日本は金利を低くしても、経済が良くなかった時期が長かった。

【コメント】
金利は経済を知る上で重要なことはわかってるけど、なかなか理解できてない部分が多いので、YouTubeや本で繰り返し学んでいきたい。
ポイントがまとめられていて、わかりやすかった。
特に「金利が上がると、株より他に魅力的なのがいっぱいあるよね」という解説の部分は、わかっていなかったので聞けて良かった。


シャトレーゼ、無給で待機を強制…外国人労働者の弱みにつけ込む、特定技能制度

人気チェーン「シャトレーゼ」が雇用契約を結んだ特定技能の在留資格などを持つベトナム人労働者88人を約2カ月半にわたり無給で待機させ、休業補償を支給していなかった。

【コメント】
結構長い間、シャトレーゼの店頭に「値上げしないことへの挑戦」みたいな看板が掲げられていた。こういった経費削減も挑戦の一環ということだろうか。
日本はデフレ期に賃金を低く抑えて、それによって低価格を実現してた面がある。消耗戦だった。今、賃上げの流れがきているが、これを一過性にせず、恒常的に実施していくことが求められている。そのためには、生産性の向上が必要。


大量閉店のミニストップもコンビニ再編の波に飲まれる? 顧客を置き去りにしたファーストフード化するコンビニに未来はあるのか

【コメント】
ミニストップは、レジがとにかく遅い。
2人いても、1人は常に厨房(みたいなとこ)にいるので、レジは常に1台。目的があれば行くが、ドリンクをサッと買いたい時などは、避けることが多い。
記事の通り、確かにファストフード店のような感じになっている。


注目テーマ 電力株 生成AIの活用で需要増える
【6/17(月)モーサテ・6/14(金)WBSまとめ】

3月以降の株価を見ると、日経平均がほぼ横ばいなのに対して、電気・ガス株は20%以上の上昇。
中長期的な視点で見ると、電力需給は逼迫することへの懸念が、株価上昇の背景にある。
AIの普及によって、電力を大量に消費するデータセンターの建設ラッシュがあり、電力インフラの整備が必須となる。
また、日本はエネルギー自給率に課題がある。日本のエネルギー自給率は13%であり、OECD加盟国の中で最下位。
今後も電力は注目のテーマ。

生成AIは非常に大量の電力を使用する。
グーグル検索1回とChat GPT質問1回を比べると、Chat GPTの方が10倍の電力を使う。
生成AI向けにデータや計算や保存を担うデータセンターの世界の電力消費量は、26年に2倍を超える(22年比)との試算がある。
電力網への負荷をG7各国は懸念している。
生成AIでの電力使用量の増加に対して、再生可能エネルギーでは賄いきれないため、原子力発電の活用拡大も検討されている。

【コメント】
Chat GPTの普及で原子力発電が見直されている、というのは驚いた。
本当に逆回転は起こるものだ、と思う。
福島第一原発の問題で、原子力発電はオワコンみたいなイメージだったが、ロシア・ウクライナの戦争で天然ガスの価格が上がり、原子力発電の見直されている。そこで、さらにChat GPTによる電力消費量の増加。
原子力発電がオワコン扱いされてた時に、堀江貴文さんが大前研一さんとの対談で「原子力発電の技術者がいなくなるから、再稼働はしていかないといけない」と言ってたが、振り返ってみると正にその通りになっている。


訪日客の消費単価3割増 観光白書、コト消費に成長余地:日本経済新聞

インバウンドは22年以降に急回復し、23年の1人あたり消費単価がコロナ前の19年比で31%増えた。体験型の「コト消費」に成長の余地がある。

スポーツ観戦のチケットや美術館の入場料などの「娯楽等サービス費」は19年比で52%増加した。
1人あたりの平均支出額は9097円で19年の5970円を大きく上回った。

【コメント】
インバウンドの消費単価が上がっている。これは円安による影響も非常にありそう。23年が1ドル=140円・19年は110円くらいだったので、だいたい127%。なので単価上昇の半分くらいは円安の恩恵と考えられる。外貨を稼ぐ視点では、円安はありがたい。
これからもインバウンド向けに、どんどん単価を上げていくことが求められる。そうなると日本人は旅行がしにくくなるが、それをどう調整するかが難しい。


技能実習廃止、「育成就労」に 改正入管法成立、27年にも施行

技能実習に代わる外国人材受け入れの新制度「育成就労」の創設を盛り込んだ改正入管難民法が成立。途上国に技術を伝える「国際貢献」を掲げながら、安価な労働力の確保手段とされてきた技能実習は廃止。

【コメント】
日本はこれからどんどん労働力が減っていくので、実質的な移民政策の拡大。移民に選んでもらえるように魅力的になるためには、円高&賃金アップが必要。


永守重信氏、経営の功罪【Nidec(旧・日本電産)】

ニデックの業績が冴えないのは、中国の要因が大きい。
中国では、国策で電気自動車を推している。政府の補助金目当てで多数の企業がモーター市場に参入している。また、シェア拡大を目指して低価格の競争をしている。
モーターの市場はレッドオーシャン。
永守さんいわく「ニデックのみならず、中国のモーター市場は全てが赤字」

ニデックの営業利益率は、あまり高くない。営業利益率が高くないことから、技術力に関しては、そこまで高くは見えない。

どちらかと言うと、ニデックはコスト削減が得意な会社。

ニデックは、M &Aが得意な会社。普通M&Aの成功率は3割くらい。ニデックのM&Aは成功率が高い。
ニデックのM&Aは、誰も買いたくないような会社を安値で買収して、コストを徹底的に削減して利益を出してきた。
M&Aをすることで、成長スピードが早くなる。

【コメント】
つばめ投資顧問の栫井駿介さんのYouTube、めちゃくちゃ良い!個別企業のことを掘り下げてるYouTubeは、私の見る限り少ないように思う。

ニデックは、中国事業が厳しく業績が悪い。永守さんは、すごい経営者だが、後継者選びに連続して失敗し、ちょっとネガティブなイメージになっている気がする。

ニデックが、「どちらかと言うと付加価値の高い製品を作るより、コスト削減が得意な会社だ」という視点が面白かった。


【AIバブル崩壊の必然】マグニフィセント7の終わり/バブル崩壊のきっかけ/S&P500のダブルパンチ/米経済好調の源は巨大財政出動/ハイパーインフレの恐怖【エミン・ユルマズ(3月13日収録)】

日本は内需主導型の経済になっているので、円安はキツイ。
日本のGDPにおける輸出の割合は15%前後。ドイツや韓国は40%を超えており、輸出依存なので、ユーロ安・ウォン安は歓迎できる。

【コメント】
日本の輸出がドイツ・韓国に比べて、圧倒的に低いのは意外だった。
今までだと、円安→OKみたいな感覚だったが、経済の構造が変わったことで、マイナスに働くようになっている。
日本は長期的に見ても円安トレンド。


ドンキやABCマートなどで「ちょっと座るイス」がじわじわ “座って接客”の効果は?

接客業など立ちっぱなしとなる職場環境の改善を目指し、イスに座って働くプロジェクトで、ドン・キホーテやABCマートなども参加。賛同の声が広がっている。

【コメント】
確かに立っていなくても良い気がする。今まで立つのが当たり前で、あまり考えたことがなかったが。
働く高齢者が増えることを考えると、非常に良いと思う。
今は、企業が選ばれる時代なので、「座れる接客」も選ばれるための1つの方法。


◇最近読んだ本
◉「モノ言う株主」の株式市場原論
村上ファンドを村上さんと一緒に立ち上げ、今もアクティビストとして活動中の丸木強さんの本。
村上ファンド=アクティビストのイメージは、ホリエモンの日本テレビ買収騒動以来、何となく良くなかったが、自分の見方が変わった。

■資本コスト
資金調達は大きく2種類。1つは銀行などから借り入れる有利子負債 。もう1つは、株式の発行で集めた資金や利益剰余金による「純資産=株主資本」。
資金調達は、タダでできるわけではなく、借りる場合には金利負担が発生し、それが資本コスト。また、株主資本にも資本コストがある。株主資本コストの平均はだいたい8%。
資金の貸し手よりも株主資本の出し手の方が高いリスクを負っているため、負債の金利コストより高くなるのは当然。

■社外取締役
社外取締役は、一般株主の利益を保護する役割を負っていて、常勤取締役を監視する立場にある。

■日本株の株価上昇は国民全員が恩恵を受ける
日本株の約70%は日本人が保有。その中には、GPIF・企業年金の積立金なども含まれており、日本株が上昇することで、将来もらえる年金額に影響する可能性が十分にある。

■親子上場
親子上場とは、親会社が50%以上の株を持つ子会社が上場していることを言う。
一般の投資家が親子上場の子会社の株を持つことにはデメリットがある。それは、親子の間で利益相反が起きやすいから。

【コメント】
ホリエモンの日本テレビ買収騒動以来、何となく「村上ファンド=ハゲタカ=悪」というイメージから、自分の考えがアップデートされていなかった。ただ、日本の資本市場が機能していなかった中で、正しい資本市場を求めていたのがアクティビストだとわかり、見方が変わった。

丸木さんのことをPIVOTや日経ニュース プラス9で拝見したが、とても誠実そうな方。村上さんのアコギで嘘くさい雰囲気とは、ちょっと違う感じ。

「資本コスト」という概念を理解できていなかった。
会社の利益が株主のモノだと考えると、その利益を株主に還元するか次の投資に回して8%を上回るリターンを出すことが求められる。
8%のリターンを出せないなら、株主に還元すれば良い。そこら辺の資本主義の根っこの所を勉強できた。

また「資金の貸し手より、株主の方がリスクを負っているため、リターンが高くて当然」というのは、意識できていなかった。
これを知れば、アホみたいな詐欺には引っかからなそう。
例えば、元本保証があってリターンが10%超えてたり、元本保証はないが20%を超えてる利回りの商品があったりしたら、それは詐欺だ。

親子上場に関しては、何となく問題認識を持っていた。私も小売の現場で、不良在庫を別店舗で処理させていたり、過剰発注を別店舗に販売協力してもらったりするのを目にしていた。こんなことは親会社・子会社の関係でも起こっているだろう。これは、子会社の株主からしたらたまらない。

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