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歴史の岩戸開き(38)~「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と原点回帰

──魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ

この格言は、中国の古典『淮南子(えなんじ)』に老子の格言として紹介されているとのことですが、誰の格言であるのかはいろいろな説があるようで、東南アジア説、孔子説、ネイティブアメリカン説、ユダヤ説、アフリカ説などなどあるそうです。

いずれにしても、この格言は、ものごとの本質をズバリと衝いていると思います。

ねほり.comさんの記事によれば英語では、

Give me a fish and I will eat today; teach me to fish and I will eat all my life.

と表現されるようで意味としては、

人に魚を与えれば、一日の糧となる。
人に魚を捕ることを教えれば、一生食べていくことができる

という意味になるそうです。

前回、世界を大きくわけると二つの世界があり、それは「お金を必要とする世界」「お金を必要としない世界」であることをお話しました。

これを「メビウスの帯」風に図式化すると以下のようになります。

この図だけを見ると、「お金を必要とする世界」と「お金を必要としない世界」はだいたい同じくらいの大きさであるように見えますが、実際は「お金を必要としない世界」のほうが圧倒的な広さを持っています。

そのことを前回は以下のような図で紹介しました。

にも関わらず、私たちは「お金を必要とする世界」が「世界のすべて」であると思い込み、「お金がなければ生きていけない・・・」という不安に常にさらされています。

そして、お金のためには頭を下げたくない人にも頭を下げ、お近づきになりたくないような人にも心を殺して(!)笑顔で接するという、落ち着いてかんがえてみると、なかなかにホラーな日常を送っていることになります。

先ほどの図では「お金を必要とする世界」と「お金を必要としない世界」をおおよそ1:25の比率で対比させましたが、実際はもっと大きな差があると思います。

これでも、まだ控えめなほうで「お金を必要とする世界」はもっと小さく、「お金を必要としない世界」はもっと広いと思います。

ですが「お金を必要とする世界」が「世界のすべて」であると錯覚しつづけて欲しいと思っている人たちがいます。

それが戦争屋およびDS(ディープステート)と言われる人たちです。

ひとびとが「お金を必要とする世界」が「世界のすべて」であると錯覚しつづけてくれれば、お金をめぐって半永久的に分断と対立を繰り返し、お互いがお互いの足を引っ張り合ってくれるので、ひとびとをあからさまに支配しなくても、ほぼ自動的にひとびとはみずから進んでお金の奴隷として働きつづけてくれることになります。

彼らにとっては「お金を必要とする世界」の外にとてつもなく広くて大きい「お金を必要としない世界」が厳然と存在しているということは絶対に知られたくないことです。

いま世界では「ベーシックインカム」を実験的に導入する試みがおこなわれています。

「ベーシックインカム」とは直訳すると「基本所得」となり、生活に必要な最低限のお金を国民全員に支給することを目的とした取り組みです。

たしかに「ベーシックインカム」は、弱肉強食の資本主義経済の流れを変えることのできる画期的な取り組みです。

ですが、ほんとうに必要なものは「ベーシックインカム(生活するために必要な最低限のお金)」よりも「ベーシックスキル(生きるために必要な技術)」なのではないかと思っています。

冒頭の、

──魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ

という格言は、ビジネス界や教育界でよく引用される格言で、ビジネス界では、

──お金を与えるのではなく、お金を稼ぐ術を教えよ

という意味合いで引用されることが多いようです。ただし、この引用も「お金を必要とする世界」が社会の基本であるという考えに立っていることが分かります。

ですが、ほんとうに必要なものは「お金を必要とする世界」がどうにも立ちゆかなくなったとしても、「お金を必要としない世界」=大自然とともに生きることのできる術(すべ)を身につけておくことがいちばん大切なのではないでしょうか。

ですので、

──お金を与えるのではなく、また、お金を稼ぐ術を学ぶより先に、生きる術を身につけよう!

ということになるかと思います。

そして、みんなに「生きる術」を身につけてもらおうと先頭に立って取り組んでくれているのが山納銀之輔(さんのう・ぎんのすけ)さんです!

(Amazonより転載)

銀之輔さんが伝授している「生きる術」のなかの一つに「銀之輔流愛情農法」というものがあります。

「銀之輔流愛情農法」とは、銀之輔さんが北海道から沖縄まで全国各地でいろいろと実験していった結果、編み出した農法とのことです。

銀之輔さんによると「家族4人を養うのに必要な土地面積は2×5mである」「農作業は1日に15分まで(あとは全自動の法則で育つ)」と明言されています。

銀之輔さんが自らの実体験をとおして気づいた、大自然とともに生きることで必要なものの全てが必要な時に与えられる「全自動の法則」は、かつて縄文の日本人が体得していた「生きる術」そのものであると思います。

銀之輔さんは、おもに石垣島で活動されているようなのですが、銀之輔さんの取り組みは石垣島のみならず、沖縄県、いえ日本政府が全面的に支援していくべき取り組みであると確信しています。

山納銀之輔さんには、ぜひ「生きる術」特別任命大臣に就任していただいて、日本国民全員が「生きる術」を身につける=縄文日本の記憶を思い出すことを推し進めていただきたいとすら思っています。

いまこそ一人でも多くの日本人が「原点回帰」をする時であり、同時に「原点回帰」することのできる大きな機会に恵まれていると思っています。

ご参考になれば幸いです。

頓首謹言



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