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「胎内記憶」を持つ子どもたち(白頭狸先生著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』を読む・番外)

生まれる前の記憶、または、生まれる時の記憶のことを「胎内記憶」と言うそうですが、「胎内記憶」を持つ子どもたちが一定数存在することを、絵本作家のぶみさんのyoutube動画で知りました。

絵本作家のぶみさんは、「胎内記憶」の研究家としても知られる産婦人科医の池川明先生と協力して、6000人におよぶ「胎内記憶」を持つ子どもたちの証言をもとに『胎内記憶図鑑』という絵本をつくっています。

とても興味深かったので、すぐに読んでみたいと思い、Amazonで検索したのですが紙版は販売されていなかったので電子書籍版で購入することにしました。

とても面白くて感動する内容で、ぜんぶ紹介したいのですが、ぜんぶ紹介すると、ただのネタバレになってしまいますので、いまここで紹介させていただくとすると、それは、

・子どもたちは、生まれる前に、自分がどういう人生を送るのかを決めて生まれてくる

ということです。
私はその話を聞いて(読んで)妙に納得してしまったというか「やっぱり、そうだったのか」と得心してしまいました。

「知足」という言葉があります。
「足るを知る」と読みます。
もとは老子さまの言葉で「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り」という一文より引用されています。

「知足」の意味を辞書で引くと以下のように解説してあります。

みずからの分 (ぶん) をわきまえて、それ以上のものを求めないこと。分相応のところで満足すること。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

なんとも冷や水を浴びせるような冷たい解説で、読むものの心を萎縮させてしまうような内容です。
でも、たぶん「知足」について老子さまが言いたかったことは、そういうことではなかったのでは?と思っています。

いま時代は大きな転換期を迎えていることは、さまざまな方々が異口同音に述べておられるところですが、これからの時代は知性万能の時代から霊性万有の時代、物質文明から精神文明の時代、物質的豊かさを求める時代から精神的豊かさを求める時代となります。それは来年あたりから活発化してくるのではないかと思っています。

(なお霊性万有という言葉は、さきほど電車に乗っていた時に思いついた造語ですが、もしかしたら別の方も使っているかも知れません。意味としては、生きとし生けるもの全てのものは霊性を持つという意味で、仏教の草木大地悉皆成仏と似た意味です。)

では「足るを知る」とはどういう意味か、ということですが、それは私たちは生まれながらにして満ち足りている、ということだと思います。

「強めて行う」とは、自分自身がすでに生まれながらにして満ち足りている、必要なものは全て手にしていることを自覚して、その内なるものを外なるものとして表現したり、実現してゆくことをいうのだと思います。

そういう言えば前回ご紹介したペンキ画家のSHOGENさんはアフリカのブンジュ村の村長さんから、これからの時代について「みんなが血の繋がらない家族のようなイメージで、みんなで生きていかないといけない時代がくるよ」ということを教えてもらったと話しておられました。

この「みんな」というのは人間もふくめた天地自然のことを指しているのだと思います。なぜならかつての縄文時代の日本人は人に話しかけるのと同じ勢いで、空にも川にも土にも動物にも植物にも虫たちにも話しかけていたそうだからです。SHOGENさんの動画も関心ありましたらご視聴ください。

(白頭狸先生のnoteより転載)


頓首謹言


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