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青い空の真下で

※本コラムは、2016/5/18に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。


先日、久々に有給休暇を取得して沖縄旅行に行ってきました。久々と言いますのは、以前社内の仲間達と飲んでいる時に、「サラリーマンたるもの、会社からいただいた有給休暇は、無傷のまま返上すべき」と訳の解らぬ講釈を垂れた自分を、「変な考えを押し付けないで下さい」と部下から諭されたからである。考えてみると、有給休暇を使おうが、使わいまいが本人の仕事の能力に関係なく、さらに、しっかりと休む人ほどリフレッシュして仕事が捗る傾向もあります。上司である自分のそんな姿勢が、部下に休みを取りづらくさせていたのだと、反省したからである。これからは部下のお手本になる様に、積極的に有給休暇を取得しようと思います。

さて、今回の沖縄旅行ですが、ちょうど梅雨入り前のため、格安で行くことが出来ました。弾丸ツアーですが、定番の観光地である海洋博公園(美ら海水族館ではおおらかに泳ぐジンベイザメに感動)、万座毛、琉球村、首里城、国際通り等を満喫してきました。本来節約家である自分が、なぜ思い切った今回旅行をしたかといいますと、オプションツアーにひめゆりの塔が組み込まれていたからです。教科書の中の記憶でしかなかったひめゆりの塔が何故か気になり、いつか訪れてみたいと思っていたからです。

しかし、実際に訪れてみると、浮ついた興味なんか一瞬で吹き飛んでしまいました。ほんのひと昔前にこの場所で起きたこと触れた時、言葉を失うしかありませんでした。歴史が僕を問い詰めてきました。自分の意志に反して青春を謳歌することが出来なかった彼女たちと比べると、何となく惰性で生活を送っている自分の存在がいかにも恥ずかしく思われました。そして、彼女たちの思いを前にして、どのように受け止め、何が出来るか考えてみましたが、自分に出来ることなどたいしてありません。

彼女たちの声にそっと耳を傾け、その思いを語り継ぐこと。一日一日を無駄にせず精一杯生きることぐらいです。 一緒に行った息子達が、沖縄に興味を持った時や、学校の授業で習う時に、昔この場所で起きたことを語り合いたいと思います。そのためにこれから色々と調べ学んでいこうと思います。また、今回は幸運にもご存命の方のお話を聞くことも出来ました。講話は終了してしまっていますが、体調のいい時には交代でお話をしてくれいるとのことです。 次回はもう少しゆっくりと行こうと思います。

皆様も機会が有れば是非沖縄に行ってみて下さい。

営業第二部
佐藤一路

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