シャーマン(Shaman)

古文書では事代主神(男神)と、卑弥呼(巫女)が日本(大和)を代表する神子(シャーマン)とあります。

シャーマンは神仏や精霊他への接触(交流)で、波長を合せた人間の潜在能力を引き出し力能を開花させることで託宣を得て、予言(予知)もします。

神霊・精霊・生き霊・死霊に呪文(名前)を唱え呼び招く意中祈願伝達が一般的で、神意を伺って神託を告げる口寄せ法もある。

私の咒法は、大山祇神に関係ある咒具や咒物を使用します。

卑弥呼の山桃や事代主神の鳥見は自然崇拝の基本なので其の都度、数の法則で使用。

ネイティブ・インディアン(初期アメリカ人)の、イーグルアイも咒具です。日本人と同じモンゴロイドだから馴染みやすい。

弊所は石屋でもありますからイーグルアイ石も取り扱いブレスや御守りにしてます。

イーグルアイは鷲の目で見る咒物でもあり、セドナ(ネイティブ・アメリカンの聖地)の咒法(変性意識状態／トランス状態他)として重宝しています。

鹿児島出身の私は、沖縄の民間霊媒師ユタや奄美のノロも研究しましたが、新たな視点・最適な解答に辿り着くことが出来ませんでした。

逆に、折口信夫(民俗学者)のワダツミ(海神／大山祇神)の方へ興味を惹かれ、現在では あらゆる難課題に遭遇しても、大山祇法の厄祓い鎮魂を確実に実践・供養して効果覿面の結果に驚いています。

勿論 同じ民俗学の大御所 柳田國男(遠野物語)の土俗と伝説も30年以上研究続行中。

今回は
漫画家 水木しげる氏の研究結果も ご紹介します。

ゲゲゲの鬼太郎の父親は目玉おやじですね。では鬼太郎の母が岩子さんという名の人間だと知ってましたか？

岩子さんは鬼太郎を身籠ったまま病死、埋葬された遺体から産まれたのが鬼太郎です。

目玉おやじさんは幽霊族で、人間とは結婚出来ません。

二人が幽霊族の掟に反して結婚した事で岩子さんは亡くなり、おやじさんは ちっちゃい目玉の妖怪になりました。

目玉おやじの其れ以前はカッコいい男性で、岩子さんも美しい人間だったようです。

幽霊族とは妖怪種族と呼ばれ現生人類とは別種の日本国先住民族とあります。記紀にある大国主命の時代以前に人類に対抗しえなかった民族です。

生き残りの幽霊族は、出雲の神々が全国に散らばっても山々で細々と人目に立たぬように夜に活動するようになり、食料を求めて彷徨う姿が幽霊と誤認された事から幽霊族といわれました。

元々争いを好まず自然と共に生きることを是とした民族で、圧倒的な能力(奇怪な力)があったため人類から見れば妖怪に見えたのでしょう。

皇帝による緩やかな統治のもとで平和に過ごしていたが、紀元前２万年頃から現生人類が急激に増え広がっていった事で、幽霊族は次第に生存圏を奪われていくことなります。

☆山窩(サンカ)民族の方々は幽霊族の子孫かもしれません。

岩子さんの話に戻しますね。
岩子さんは鬼太郎に形見として、ちゃんちゃんこ(半纏)を遺しましたた。
是は祖先の霊毛で編まれた。子孫を守ろうとする先祖の霊魂が宿っていて縁ある者は加護されるという代物です。

幽霊族を調べれば調べる程 空想や想像の世界とは思われない節があります。情報は少ないが皆さんはどう思われるだろう？

水木しげるさんは戦争で片腕が不自由になり、不思議な体験をして戦場から帰還しています。

その経験値から日本全国の妖怪や奇妙な話を集め幽霊族を漫画にしました。

漫画の中には物事の誇張はあるでしょうが幽霊族の研究者としての心意気は感じます！
水木流の人生哲学が盛り込まれていて、人間とは何か？人間が生き抜くための戒めや教訓を、争いを好まず奇怪な力を持つ妖怪を通じての漫画人生行路参考書にしています。

1975年1月から始まった「まんが日本昔ばなし」も、日本各地の昔話を簡潔に漫画していますが、私が気になった内容は現場に出掛け五感と六根(第六感)で確かめましたが実在(物)も かなりの確率で存在していました。

脅威を引き起こす現象は確認していませんが、ただ人も含め一切の万物が生滅・変転していれば常住ではないので、違う場所に移り変わっていると考えると、妖怪(幽霊族)は存在するのかなと期待はしています。

得体の知れない不気味な存在や、人に害を及ぼす奇怪な出来事が人だったケースも多くあることを考えれば、一番怖いのは妖怪より人間だという結論に到っています。

①ゲゲゲの鬼太郎
②日本昔ばなし
①②は人間哲学書としては
最高級の指南漫画でした。

独特の声色で楽しまさせて頂いた故(常田さんと市原さん)には心から感謝しています。

キリストさんも釈迦さんも、全ての困難苦難の答えは本人自身の心の中にあると言ってます。
国籍問わず人生は波乱に富むとまで言い切っています。

そこで
生を享けたことへ感謝の所作、どう生きるべきかを教えられるのがシャーマン(霊媒師)の役割です。

今日はここまで。

読んで頂き感謝します。徳