フィリピン備忘録
どうもジュリョウです。先週5日ほどフィリピンに滞在してきました。もちろん仕事(FC展開・製麺工場)です。さて、みなさんはフィリピンという国をどれくらい知っているでしょうか?かく言う私も全く知識なく、なんとなく
「発展が遅れている」「治安悪そう」「めっちゃ暑そう」などなど、どちらかというとネガティブなイメージが先行していました。
フィリピン(マニラ)の現状
・人口 1憶1000万人
人口が爆発的に増えており、2100年までは人口増加傾向が予測されています。人口ピラミッドはきれいな三角形で、若年層の人口が多く、平均年齢は24.1歳。なんと40歳以下が70%を占めます。いたるところで若者がごった返していまして、パワーみたいなものを感じます。
日本が1憶2500万人。2025~2030年の間には日本を抜くと言われています。
・常夏の楽園ベイベー
一言でいえば「南国」はっきりとした四季はなく、日本人からしたらずっと夏。今の時期は雨期ということでしたが、ずっと雨というわけではくて、突然のスコールがある感じ。暑いのは暑いですが、日本の夏と同等程度に感じました。紫外線は5-7倍程度
・物価
今回滞在した都市部の物価はほぼ大阪と変らず、決して安いとは感じるレベルではありませんでしま。おそらくもっと地方に行けばまだまだ低いと想像できますが、ラーメンに関して言えば、マニラの方が少し高いくらいです。それでも店内は賑わい、行列ができるほどです。おそらく数年で日本と同レベルの物価になり、その後も伸び続けていくでしょう。
・経済
経済成長率は直近5年間で毎年約6%の成長率で、東南アジアの中でもトップクラス。60%がサービス業で占められていて、豊富な労働力の供給があり、安い人件費と英語を活かした産業も盛んということ。超巨大なショッピングモールが多数あり、どこもすさまじい人で賑わっていました。
相当数の華僑が入ってきており、資金も流入しています。キレイなエリアでは「純粋なフィリピン人<華僑」という構図。インフラ(特に交通)の整備などでは、これから日本企業にとっても大きなチャンスになるはずです。
・飲食業界
さまざまな日系企業が進出しており、日本食はやはり人気です。なんちゃっても多数存在し、それでもやれている状況。淘汰されるまでもなく、時代背景もあり、イージーだと感じました。
ラーメンでいいますと、ナンバーワンは「ラーメン凪」40店舗ほど展開しています。どこのモールに行っても入っている。続いて、「一風堂」「山頭火」など。そして、ローカルで誕生した日系ラーメン屋(日本人シェフ)も多数あり、総じて繁盛していました。
日本や香港で問題となっている従業員の雇用も全く問題ないようなので、スケールできる可能性は大いにありそうです。
問題
・交通都市圏での人口密度が非常に高く、渋滞が酷い。ウーバーや、バイクのタクシーもたくさんあるが、本当に渋滞が酷い。地下鉄の整備などまだまだ課題はありそう
・教育では学校が足りていないようで、夜間も授業を行ったりしている
・上下水の整備
・台風など自然災害
総括
今回の滞在は首都のマニラ。さらに中心部にほぼいたので地方のことまでは分かりかねますが、大阪よりも都会だと感じましたし、快適に過ごせました。衛生面も特に問題なく、香港と比べても高い印象を受けました。こちらは少し都心部を離れると、、、といったところだとは思いますが。
人口が伸びているので、経済も伸びる。これからどんどん良くなっていくんだろうと容易に想像できますし、エネルギーを感じます。そうなれば資金も人も集まります。
日本の飲食(ラーメン)に対するイメージはかなり良いです。これは日本が世界と戦っていけるひとつのコンテンツです。いわば知的財産。日本で有名になることで、外貨を稼げるわけです。こういったチャンスを大切にしていきたい!ではでは
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