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数字は人格か

どうもジュリョウです。完全に体調を崩してしまいました、、、とんでもない暑さの屋外→涼しい室内→とんでもない暑さ→涼しいでやられました。寝る時のエアコン調整も重要やね。

ビックモーター

今回は時事ネタで、ものすごく世の中を騒がせているビックモーターのお話を。
お客様が持ち込んだ故障車両に不正行為を行い、修理費用を水増ししたうえで保険金を請求していたと。どうやら修理車両1台あたり14万円前後の粗利をノルマとして設定していたようです。
本来、車両の損傷状況に応じて施される修理に収益目標を設定するなどおかしな話です。徹底的な売上至上主義が現場に無理を強いていたのだろうと安易に想像できます。
その他、パワハラまがいのことや、除草剤を撒いたり公序良俗に反することも日常的に行われていたようです。

このビックモーターをコンサル指導していたのが株式会社武蔵野(社長:小山昇)で、ダスキンのフランチャイズ事業・経営コンサルティング事業で知られています。
18年連続増収を謳い「儲かる仕組み」を会員企業に指南。『経営計画書』と『環境整備』を大きな軸に、それを評価制度に結びつけていく。経営指導を受けた750社のうち、400社以上が過去最高益を達成しているという。なんとも凄そうな会社です。
実は私も小山さんの書籍はいくつか読んでいまして、特に経営計画書を作成する際にはかなり参考にさせてもらいました。『数字は人格』とはっきり言いきる利益至上主義には少なからず影響も受けました。

武蔵野とはなんぞや

なぜ武蔵野の話をしたかといいますと
みなさんは北海道知床半島の沖合で沈没した「知床遊覧船」を覚えていますでしょうか?ここに経営指導していたのも同じく武蔵野です。

乗員・乗客合わせて26名全員が死亡・行方不明となる大惨事を起こしました。調査では、ベテラン船長や従業員の解雇のほか、船の整備不良や悪天候での無理な出航など、ずさんな経営実態が明らかになっています。

偶然とはいえ、武蔵野は不祥事を起こした2社に関わっていたことになります。企業にとって清掃や整理整頓、従業員の士気向上は必要ではあるものの、現場に不正行為をさせるような行き過ぎた目標やノルマ設定、経営指導はなかったものか。

数字がなければ人格者ではいられない

会社経営において、どんなに社員を大切にする気持ちがあっても、お金がなければ社員を幸せにすることはできません。お金がなければ人格者ではいられません。そういった意味では『数字こそが人格』です。

ただし、数字より大切な物を守るため、数字は大切であり『数字が全て』ではありません。
本質がズレて、数字ばかりを追い求めてはいけません。『コストの適正化』≠『コストカット』お客様に喜んでもらえることを軸に、従業員が安心して楽しく働けるように。信用•信頼がなにより大切。ではでは

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