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お客様を選ぶべきか

どうも今週とかじゃなくなったジュリョウです。ずっとやってきたnoteと少し距離を開けました。実はけっこうストレスでしてん。てへぺろ

北新地の食堂二十がオープンして、3週間が経ちました。外部採用した2人ということで、既存社員にはまだ認めてもらえていないと思います。「結果で示していくしかないよ」と私からもハッパをかけられたものですから、そらもうむちゃくちゃ頑張っています。その姿から創業当初のことを思い出したりします

とりあえず頑張りはすごいです。本当によくやってくれています。
ですが、外部から来たということもあって、銀の葡萄フィソロフィーは当然ながら弱いです。好き嫌い、良い悪いではなく、ウチが大切にしている部分は必ず大切にしてもらわなければなりません。
かといって、最初から経営計画書の全てを強要し、押し付けるのは無理もあります。そこで本部長が最近よく言ってくれている「感じの良い」ということを柱にして取り組んでいこうと話しています。「感じが良いは全てを凌駕する」これはまさに弊社の強みでもあります。

ここから表題の件に移っていくのですが、私がラーメン屋をはじめた20年ほど前は『お客様は神様です』と教えられました。そこから時代は変わり、現在では『お店もお客様を選んで当然』という考えが一般的になりつつあります。

ラーメン屋の中には
・一人一杯は注文するように・スマホなど「ながら食べ」禁止・おしゃべり禁止・食べ終わったらすぐ退店・撮影禁止
など独自のルールを作る店が出てきたりもしました。両替を頼んだら嫌な顔をされたり、繁盛店だからと高圧的な態度を取られたことがある人もいるんじゃないでしょうか?

まさに店側がお客様を選んでいるといえますし、賛成とか反対とか言うつもりもありません。本当にどっちでもいいです。ただし、個人的に思想が強すぎる店は面倒くさいし避けます。行きたくない、押し付けられたくない。だから、銀の葡萄でも押し付けたくない。

というより、
「お客様を選んでいる」という言葉を勘違い(鵜呑み)して、マーケティング的な要素であったり、「回転させて売上を上げたい」とか「丹精込めて作ったラーメンと向き合って欲しい」とか、店のエゴ的なものを強く感じる場合が多いです。

かく言う私自身も「お客様は神様ではない」と思っていますが、二度と来て欲しくないお客様などほとんどいらっしゃりません。基本的に、我々商売人は表で我慢して、裏でひっそりと力をつけていくもんです。士農工商の精神が色濃く残る日本ではなおさらです。お客様に支えられています。絶対に忘れてはいけません。(中にはヤバい人もいますので、一切関わらないように)

ただ、こちらから指摘をせざる得ない状況の時も不本意ながら存在します。例えば・ケンカをはじめた・他のお客様がたくさん待って下さっている状況で、食べ終わってもなかなか退店してくれない・飲料の持ち込み・音量を出しての動画視聴など『他のお客様にご迷惑がかかること』には対応していかなければならないと思います。

全体最適を取らなければならないので、どうしても個人のお客様にご遠慮いただくことはでてきます。しかし、そこは「店の都合で申し訳ないのですが」など一言添えたり、他のお客様に聞こえないように配慮したりしながら、『感じの良い指摘』で対応するべきです。

という訳で結論です。お客様は選んでいくべきですが、その基準でいいのか?本当の商売人か?という曖昧な感じで。
正で悪を制すると言えば少しトゲがあるような言い方になりますが、感じの良さで全てを凌駕しましょう!!ではでは

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