失敗はしてもいい?
ビジネスの鉄則。それは「負けないこと」。負けないことで初めて勝てるというものです。
よく「失敗してもいいからやってみろ」と言う人がいる。「失敗をさせなければ人は伸びない」みたいな言葉はあらゆるビジネス書に書かれている。でも、はたしてそうでしょうか?私は違うと思います。
かく言う私も、たびたび似たような言葉を使ってしまっているかもしれません。。。「やってみなくちゃ分からない」「ダメならまた考える」「ダメならやめたらいい」などなど。
でも、これらは決して「失敗してもいい」と言っているわけではなく、チャレンジを促す言葉として使っているつもりです。
プロフェッショナルとしてお金をもらう以上は、取り組む際に、最初から「失敗してもいい」「うまくいかなくてもしょうがない」なんて絶対に考えてはいけない。そんな仕事は大抵、失敗します。
機長が副機長に「失敗してもいいから操縦してみろ」なんて飛行機には乗りたくないですよね。「失敗するかもしれませんが操縦させてもらっていいですか?」って副機長がいたらヤバイですよね。
お医者さんに「失敗したらごめんね」なんて言われたら青ざめますよね。
ラーメン屋では内容によって、多少の失敗は許されるかもしれませんが、新人にベテランが「ミスしてもいいから作ってみ」なんてお客様の目の前で言っていたら、、、新人が「ミスするかもですが、作らせて下さい」って言っていたら、、、お客様に失礼でしかないですよね。したがって、失敗は善ではありません。「損失」を出すことは何がなんでも未然に防がないといけない。
だからといってチャレンジしないわけにはいきませんよね。上長もチャレンジさせていかなければなりません。
チャレンジするには「失敗しないためにどうしたらいいか、徹底的に考えて万全の準備をすること」と、「失敗しないように、誰かがしっかり伴走すること」が必須条件になってきます。
そこまでやって、その結果、力及ばず失敗してしまったのであれば、もちろん咎めることはないし、それだけ努力を尽くした末の失敗の経験は、多くのことを教えてくれるはずです。
チャレンジしないといけないが、失敗していいわけではではない。
一見相反するようですが、心得て欲しいところです。ではでは
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?