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当たり前なんてこの世にない。

世の中
当たり前のように生まれて、男女が付き合い、当たり前のように性行為し、当たり前のように結婚し、当たり前のように子を孕み、当たり前のように子を産む。
"当たり前とはなんだろう?"

わたしの居る世界の当たり前は何故か当たり前のように女王様を演じている。
でも本当の女王様なんて誰一人もいない。

最初から当たり前になっていたらダメなんじゃないかとすら思う。

当たり前に貢がれて、当たり前のように愚弄し、当たり前のように振る舞う。

でも本当は当たり前になってはいけないのだ、この感覚は。

この世界を知らない人から見ると歪んだ世界に見える、それが"世間一般の当たり前"であり、わたし達はそれに縋っていてはいけない。

わたしが今も続けているのはこの「狂った」
当たり前じゃない世界だから好きだ。

自分は貢がれて当然だと思っているうちは自分に何が足りないのか分かるはずがない。

勿論誰しも世界の中心は自分で他の人の事は考えてあげられない。
というか自分が世界の中心で居るのが当たり前。

自分がモブキャラなのでという方がわたしはおかしいと思う。
見ている世界も自分が中心なのにどうしてモブキャラと言えるのか不思議でならない。

だから自分をモブキャラなんて思わないでほしいし、自分を卑下しないでほしい。

民の上に居るのが女王様であり、SM関係ならばSが女王様なのだけれども、だからと言って
【わたしは特別な存在だ】
なんて思っている人が不思議でならない。

これは嫉妬かもしれない。
わたしは自分を貢がれて当たり前で更に女王様で当たり前、だから感謝もしないなんて思った事はない。

感謝というのは小さな頃からある
"当たり前の意思表示"
である。

わたしは未だ当たり前が何かを探している。
当たり前という言葉に囚われた旅人かもしれない。
当たり前を探すついでに色々な事を見つけ、感謝をする。
それがもしかしたら皆にとっては当たり前であるかもしれない。
だがわたしからすると感謝の気持ちというのは"特別な物"だ。

だからこのままずっと当たり前なんて見つけずに、ただふらふらと旅をして最期の場所を決め、そこで改めて

「ありがとう」

と言えたらなんて幸せなのだろうか。

当たり前なんてこの世界にはない。
それは貴方の中の当たり前(当然な事や普通な事、生きてきた経験)であり、それを押し付け合いながら生きてる。

だったら当たり前なんていう小難しい物を見つけるよりも
分かりやすい「ありがとう」を振り撒いた方が人生が豊かになるかもしれない。

人から見て異常でも自分から見て当たり前ならそれは当たり前になる、逆も然り。

そんな終わらないテーマを堂々巡りのように、考えるより「感謝」をいかに伝えるかの方を考える方が前述の通り幸せかもしれない。

自分が当たり前のように生まれたのも、本当は当たり前ではなく、奇跡の重なりなのかもしれないのだから。
そう思いながら、床に着いた。

冬が始まる、氷点下の夜の事である。

サポートしていただき本当にありがとうございます🦄💓 わたしのような若輩者で稚拙な文章しか書けませんがこれから精進致しますのでよろしくお願いします🙇‍♀️✨