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気にかけてくれる人がいるって、めちゃくちゃ嬉しい

 先日、私の勤め先の元社員の先輩から、着信があった話を書いた。
今日はその続編を書こうと思う。

 時刻はお昼時。約束の時間、待ち合わせしていたお店に着くと、その先輩は以前と変わらない笑顔でニカっと笑い、迎えてくれた。
「おー!!すんごい久しぶりだ!じゅりだ。じゅりだ!!」

「最近どうしてるよ?」
まずは、私の近況の報告を。ゆうて、そんなに変わったことはないのだけれど。
それでも、特に何ともない他愛ない近況報告を、嬉しそうに口角を上げたまま聞いてくれる。話しているこちらまで、嬉しくなって笑顔になった。

 次に先輩の近況報告と、退職に至った経緯を話してくれた。なんと、その先輩は起業をしていたのだ。
「次の為に、準備しとけっていってたろ?俺も準備してたんだよ。」
在籍していた時も言っていたけど、こんな形で成し遂げているとは。
でも、何とも先輩らしく真っ直ぐで、カッコいい。

 久々に再会して、改めて思ったが、私はこの先輩の考え方や言葉がすごく好きみたいだ。性格は私は捻くれ、ネガティブで、先輩は太陽みたく明るい人で全く違うけど。本当に尊敬している。

 そんな人が、私に向かってこんな言葉を言ってくれた。
「実は辞めてからも、ずっと気にしてたんだよ。どうしてるかなって。だからこの間もそんな話が出て、電話を掛けたんだよ。」

 我が道を行き、後ろを振り返らず、後はさっぱり。私のことなんてたまたま思い出した一社員に過ぎないだろうと思っていた。
そんな人が、辞めてからも気にかけていてくれたなんて。あぁ、すごく嬉しい。
先輩のさっぱりしている性格を知っているからこそ余計に。

まぁ、その後「あなたは中々のチャランポランだからね。」と笑っていたけど。

そして、私の入社初日に一緒にご飯を食べたこと、遅い時間まで真剣に話をしたことも、覚えていてくれていた。私にとって、すごく嬉しくて大事にしていた思い出だったから、先輩も覚えていてくれてすごく嬉しかった。後輩は基本的に覚えているだろうけど、先輩ってこういうの、覚えてない人と思うのだけど。

帰り際、
「あなたが元気そうに、前向きに生活している姿を見れて、本当によかった。また今度、事務所に遊びにおいで。あと何かあったら連絡先登録しといていいし、気軽に連絡していいからね。」
そんな風に言ってもらえて、相談できる心強い人が増えたと、自分が強くなったような気がした。
そして、この先輩にもっと成長して「やったじゃん!」と言ってもらえるように、また毎日頑張っていこうと思う強いエネルギーも貰えた。

また明日から、少しでもそんな先輩に近づけるように頑張ろう。

 

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