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Velvet Rose担当によるライブ初参戦レポ

はじめに

初めまして。Velvet Rose担当Pのnanaと申します。
デレステを始めてから6年、デレステを本気でプレイし始めたのはちとせさんと千夜ちゃんの登場時からなので約5年半。今回、初めてアイドルマスターシンデレラガールズのライブ(UNITTOUR大阪)に行ってきました。今までライブが発表されるたび、大学受験だったり金欠だったりで現地観戦の夢が叶わず、「次こそは現地で」と思っていましたが、今回ようやくその夢が叶いました。このnoteはそんな現地初参戦のPが、「初現地ライブ最高だったぞ!」ということを、だらだらと書き連ねたものとなります。駄文・拙文が散見されると思いますがご容赦ください。


曲ごとの感想


前日譚として書けることもほとんどないので、さっそく曲の感想をつらつらと書き綴っていきます。前置きとして、私は今回のライブレポを書くに当たってアーカイブを見直していません。初めての現地観戦で感じたことを出来るだけありのまま書いていきます。もしかしたら、これを読んでくださっている皆様とは全く異なる感想を抱いているかもしれません。ある一人のPの独り言として楽しんでいただければなと思います。
また、このライブレポは昼公演のものとなります。

①Nation Blue


ライブが始まったと同時に、周りから野太い(失礼)大歓声が上がる。歓声が聞こえた瞬間、自分の心臓の高鳴りがピークになったのが分かりました。「いよいよ始まるんだ…」という緊張と「めいっぱい楽しんでやるぞ」という決意の下、まずはペンライトを点けるのも忘れて佐倉薫さんと関口理咲さんを探した覚えがあります。ユニット衣装に身を包んだお二人の姿を見た瞬間、早くも少し泣きそうになっていました。

ライブが始まって一番最初に思ったのが、「声優って本当にキャラクターの声を出せるんだ…」ということ。私はZeepOsakaの場に立つまで声優のイベントやライブに行ったことがなかったので、そんな当たり前のことでもとても感動しました。「しぶりんの声がする!奈緒の声、加蓮の声がする…!すごい…!」。機械越しに何回も聞いたアイドル達の声を、初めて生で聴くことができた瞬間でした(お恥ずかしい話ですが、そのことに感動していたらいつの間にかNation Blueは終わっていました。放心状態のまま、ただただちとせさんと千夜ちゃんのイメージカラーである赤と白のペンライトを振っていた記憶が残っています。家を出発する前には確かに点灯した千夜ちゃんのペンライトが点かなくて、めちゃくちゃ焦った記憶とともに…)

②Fascinate


おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!!!!!!ちょっつっつっと待て!!!!!!!!!!!!!
『Nation Blue』で空中に浮いていた心が一瞬で引き戻されました。今回のライブのお目当てその1、Velvet Roseのユニット曲である『Fascinate』。私自身、デレステで1000回以上叩いている曲ですし、Velvet Roseの出発点として大好きな曲でもあります。イントロが流れ出した瞬間、思わず身を乗り出してしまいました。お披露目されるの早すぎる。

Velvet Roseのプロデューサー達の中で、7th大阪からずっと言われていることがあります。それは「一度ライブでFascinateを聴くと、CD音源を物足りなく感じてしまう」ということ。本当にその通りでした。佐倉さんのどこまでも伸びるような美しい高音と、関口さんの力強くライブハウスに響く低音。ずっと夢に見ていたVelvet Roseのステージが目の前に広がっている。まさしくお二人に魅了されていました。私はCメロの激しいギターソロから「求めるモノ 本能を抱きしめて 皆々 貴方も此処においで 愉しいコト 激情に刻み込んで 一つになる」とラスサビの盛り上がりに向かっていくところが大好きなのですが、そこの部分を生で聴けたときは本当に昇天しそうでした。もうCD音源じゃ満足できねぇ。次は生バンドで聞かせてくれないか?お金は臓器一つ分くらいだったら出すので。

惜しむらくは、私のいる位置からステージまでが遠かったため、佐倉さんがMCで言っていた「表情」の部分が分かりにくかったこと。これはアーカイブを見直して、じっくりと鑑賞したいと思います。

③共鳴世界の存在論

激アツ曲が続きます。ソロ1発目は飛鳥の『共鳴世界の存在論』。アニソンっぽさを全面に押し出した疾走感のある曲。個人的にはシンデレラガールズの曲の中でも、Zeepのようなライブハウスにぴったりな曲の一つだと思っています。

声優は青木志貴さん。青木志貴さんって青木志貴さんにしか出せない世界観を持っていると思っていて、これほどまでに「格好いい」を表現することができる声優って数少ないと思います(そこまで声優に詳しい訳でもないんですが…)。めちゃくちゃにかっこよかった。
最初は「歌うっま…かっこよ…青木志貴さんビジュアル良すぎるでしょ…」と、初めて生で目にする青木志貴さん本人のインパクトに衝撃を受けていました。しかし、歌に耳を傾けると、確かに飛鳥の声がする。気がつくと自然と「飛鳥だ………!」と感じることが出来ていました。すごいね、声優って。すごいね、青木志貴さん。

これは完全に余談なのですが、衣装紹介の際、MCで「真礼さんに言われたら、ねぇ…?」と青木志貴さんがステージで一回転したときの周りの笑いと歓声が半端なかったです。次にステージで回ってくれるのはいつになるのでしょうか…。

④-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律


神崎蘭子役の内田真礼さん。この方をお目当てに今回のライブに来た人はかなり多いのではないでしょうか。シンデレラガールズのライブに出るのは7th大阪以来実に4年ぶりとのことで、内田さんが自己紹介したときの盛り上がりは凄かったです。個人的シンデレラガールズ可愛いアイドルランキングで、蘭子はかなり上位に位置しているのですが、その一因として内田さんの声の要素がかなり大きい。可愛いですよね、内田真礼さんの声って。

「いつもそばにいてくれてありがとう!」という叫びを聴いたときは、蘭子の担当Pではないにも関わらず、思わず胸の奥から込み上げるものがありました(担当がVelvet Roseってだけで、SSR全コンプしてるくらいに蘭子のことは大好きです)。現地にいるときは「『共鳴世界の存在論』→『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』なんて、序盤からDI担当が倒れそうなセトリだなぁ」と思いながら聴いていたのですが、この記事を書いている今は「もしかして俺、蘭子ソロとかいうすごいもの見てた…?」ってなってます。間違いなくすごいものを見たんだよ、私は。

⑤Trancing Pulse

シンデレラガールズの看板ユニットの一つ、Triad Primus。「最高の3人/3和音」を意味するユニット名を冠する凛、奈緒、加蓮の三人組ですが、そのパフォーマンスは流石の一言でした。

『Trancing pulse』の前に歌われていた4曲もかなりの盛り上がりを見せていたのですが、『Trancing Pulse』のイントロが流れ出した瞬間のZeepの盛り上がりが前半で一番だったんじゃないかな?と思います。
とにかく福原綾香さん、松井恵理子さん、渕上舞さんの歌唱力激高三人組(そもそも、今回のZeep大阪はシンデレラガールズの中でも有数の歌唱力が高いユニットが集められていた感じがします)が織りなすパワーが凄かった。3人だからこそ出せる歌の出力で、「私たちを見ろ!!!」というメッセージを直接脳に殴りかけられているような印象を受けました。トラプリの解釈一致にも程があるでしょうが!!!

そして、「こんな序盤にトラプリ消費か…!はやいな………」と思っていたらね、まさかね、もう一曲あるなんて誰も思わないよね………。

⑥薄荷

先に言わせてください。黒埼ちとせ担当で北条加蓮のことが好きじゃない人はいません。ちとせさんに長く生きることを決意させた張本人なのですから。現に、SSR『此岸の逢瀬』で発した「夏は苦手だったんだけどね。慣れておかないと。あと70年生きるんだし」というちとせさんの言葉は、後述でも紹介するストーリーコミュ『Story of Your Life』における加蓮の「それ70年くらい後に言ってー。約束だからね?」という台詞を受けてのものとなっています。何気ない加蓮の言葉が、ちとせさんの中では本当に大きな宝となっている。黒埼ちとせ担当として、加蓮には足を向けて寝られません。ローゼンティアーズのユニット曲、待ってます。

そんな訳で、私が北条加蓮に抱いている思いは推しだとか担当だとかとは少し違っていて、強いて言うなら「感謝」に近いものなのですが、ライブ中、そんな思いはどこへやら。渕上舞さんが持つ、観衆をステージへ引き付ける力、半端じゃなかったです。『Nation Blue』→『Fascinate』→『共鳴世界の存在論』→『-LEGNE-仇なす剣 光の旋律』→『Trancing Pulse』と、フロアぶち上げ曲が続いた中で『薄荷』が始まり、一瞬でZeepが北条加蓮のステージと変貌したあの瞬間、忘れることができません。そこからずっと、優しい加蓮の声に聴き入っていました。

またもや余談にはなりますが、「北条加蓮役の渕上舞ダヨー」の、語尾に星マークが付いてそうなトーンでの自己紹介だとか、「ちょっと私には配信の声が聞こえないなぁ」→配信勢と謎の約束を交わしてるくだりだとか、渕上さんってお茶目で可愛らしい方だなとMCを聞いているときに思っていました。配信勢とどんな約束を交わしていたんだろうか…。

⑦Beat of the Night

今回のお目当てその2。愛する担当である黒埼ちとせさんのソロ曲です。

少し話が脇道に逸れるのですが、ソロ曲には特別な意味があると僕は思っています。これを読んでくださっている皆さんも、恐らく同意していただけるのではないでしょうか。『Fascinate』も『堕ちる果実』も、『Life is HaRmony』も『チョコレート、レモネード、どっち?』も、黒埼ちとせが歌っている曲は全て「黒埼ちとせの持ち曲」であることは間違いないのですが、「黒埼ちとせのためだけに作られた曲」はソロ曲である『Beat of the Night』しか存在しない。だからこそ、担当である黒埼ちとせのソロ曲をライブで聴くことが出来たということは、黒埼ちとせ担当プロデューサーを名乗る上で大きな価値があるのではないかなと思っています。

脇道から脇道の脇道へと、さらに話を展開させていきます。ここから先は、黒埼ちとせに人生を狂わされた者の妄言です。
『Beat of the Night』(以下BotN)の題材は、「生まれた意味なんて一生分からないのかもしれない。もしかしたら、人は皆、次の世代へと命を繋ぐだけの入れ物でしかないのかもしれない。でも、それでも、前を向いて人は生きていかなければならない」だと、私は勝手に考えています。大事なのが「でも、それでも」からの部分で、それこそがアイドルを始める前のちとせさんに足りていなかったもの。「今が楽しければいい」と、厭世的で、自暴自棄で、千夜ちゃんに自分の人生を重ねていたときのちとせさんに足りていなかったものでした。
しかし、ストーリーコミュ『Story of Your Life』で、ちとせさんは今まで誰にも見せなかった、悩みを抱える弱い自分を乗り越えて、生きることに対するある一種の答えのようなものを見つけます。前を向いて、笑って生きることを決意します。『SoYL』は、自分が生きる意味を探す黒埼ちとせの旅の出発点でした(詳しくは是非ストーリーコミュを読んでください)。そのことをラスサビで「誰もが笑って生きる意味も分かる気がする この脈は今日も震えてる」と表現した麻枝准さんのセンスには脱帽です。

脇道が長くなりました。ライブレポへと戻ります。前述の内容を踏まえると、BotNは1番と2番を受けた後に、ラスサビで雨が止み、夜が明け、最後には光を見るという構成になっていると勝手に思っているんですけど、そこに向かうまでの佐倉さんのパフォーマンスが凄まじかった。本当にステージで光を見たのだろうかと、そう錯覚するほどに。

凄く印象に残っている部分があります。「いつかは誰もしも土に還る 所詮は遺伝子を運ぶ船 それでも笑って人は生きる 生まれたことさえ理由も分からず」のCメロで、佐倉さんの声が震えているような気がしたんですよね。緊張か、それとも故意的なものなのかは分からないんですけれど。それが本当は弱い女の子だった、でも光を見ることを決意した黒埼ちとせと重なり、そこで思わず涙が止まらなくなってしまいました。「佐倉さんは歌っている途中に黒埼ちとせと自分の境目が分からなくなっているのではないか」といった趣旨の内容のツイートを、誰かがライブ後に投稿していたのですが、首を100回縦に振りたい。確かに黒埼ちとせが私の目の前にいました。
ラスサビが終わった頃には視界が涙でぼやけていて。最後、BotNのMVのラストポーズで〆ている佐倉さんを見て、思わず「ありがとう」と呟いていた気がします。生きてて良かった。

⑧Clock Hands


個人的今回のライブのMVPです。もう一度言わせてください。今回のライブのMVPです。というか、これしか言えません。なぜならほとんど記憶がないからです。覚えているのはBotNが終わってステージを見た時にうっすらと見えた関口さんの姿を見て息を飲んだことと、2番の途中で泣きながら地面に蹲りかけそうになって、必死に堪えたことくらいです。
歌唱中は号泣してました。白雪千夜の歩んできた物語を、白雪千夜の歌いたい世界の情景を、あの大阪の場で聴けたことに大きな感謝をしたいと思います。

…ごめんなさい。本当に記憶が無くなっていて、筆が進みません。最高だったことは覚えているんですが。
自分のツイートを見直してみても、「記憶消えた」としか言ってなくて。大阪公演で千夜ちゃんのソロ聴けたらいいなぁと思ってはいたのですが、いざその場で歌われると、感情や理性が目の前の景色に追いつかない。気づいたときには私は泣いていて、気づいたときにはソロ歌唱が終わっていました。

嬉しかったのが、ライブが終わった後Xを見ていると「千夜ちゃん」がトレンド入りしていて。「千夜ちゃんソロ凄かった」「今回は千夜ちゃんソロに全て持ってかれた」「関口さん好きになった」みたいなポストがTLにどんどん流れてきたんですよね。「うちの担当は凄いんだぞ」って、勝手に誇らしげな気持ちになりました。どうです?Velvet Rose、凄かったでしょう?

とはいえ、ライブレポを「記憶ないなった!でも凄かった!」で終わらすのはどうなのかと思うので、代わりに当日ライブ終わりに投稿していたポストをぶら下げときます。サプライズで担当ソロを被弾した、愚かな1人のプロデューサーのリアクションを楽しんでいただければ幸いです。

この人、Zeepから退場してすぐ「記憶ない」って呟いてる…
ちょっとだけバズってた(当社比)けれど、歌詞みたら中途半端に違ってて恥ずかしい
20代で一番泣いてた10分間
入れたら良かったな
今まで何度もそう思ってきました

⑨双翼の独奏歌

DIの担当のPさん達には申し訳ないんですけれど、最初の方は『Beat of the Night』と『Clock Hands』の余韻が残りすぎてて、全く『双翼の独奏歌』に集中できてなかったんですよね。心と体が分離していたというか、目ではDIのステージを見ているはずなのに、心は担当2人に引っ張られていて。朧げな記憶ではありますが、「BotN現地回収できて良かったな」とか、「Clock Handsめちゃくちゃ良かったけれど、作曲誰なのかな」とか、余韻に浸りながらぼんやりとそういうことを考えていた気がします。

どのようにして、心がZeepに戻ってこれたのか。DIのパフォーマンスと、爆上がりしているフロアを見て、「あぁ、これ切り替えて楽しまないと勿体無いやつだ」ってなったからです。頬が涙でビショビショのまま、紫のペンライトを必死に振っているオタクが爆誕した瞬間でした。『薄荷』→『Beat of the Night』→『Clock Hands』と泣き曲が続いた中で、一瞬でフロアの雰囲気を変えて観客を盛り上げるのに、DIはピッタリのキャスティングですよね。そのせいで私は情緒がジェットコースターになってしまったんですが。折られていたUOも、このライブで随一の数だったんじゃないでしょうか。

⑩Never Say Never

渋谷凛。デレステの初期アイコンにもなっている、名実ともにシンデレラガールズの顔。そんなしぶりんの声優は福原綾香さん。聞いた話によると、シンデレラガールズの生ライブが始まったのも福原さんの鶴の一声があったからだとか。

そんな福原さんのしぶりんソロ、流石の安定感でした。このライブの直前にXのアカウントの乗っ取り()があったこともあり、MC中では「道玄坂ー!」と愛のあるいじりが飛んでいましたが、いざ歌い出すとそんないじりの空気など無かった気がするほど、クールで圧倒的なパフォーマンス。3月にあったデレぽで、「しぶりん、楓さん、巴ちゃんの3人でカラオケ頂上決戦」の下りがあったと思うんですけど、それに選ばれるのも納得の歌唱力。歌がうめえよ、歌が。最近、デレステに『Stellar Stellar』が追加されましたが、そこでも「歌うっめぇ〜………」となってます。
しぶりんのソロの3曲中、私は『Reflective illumination night』が一番好きなのですが、夜公演ではそちらだったそうで。忘れ物ができちまったな………大阪よ………。

⑪2nd Side

観客席の景色が目に焼き付いている曲です。虹色橋のペンライト、本当に綺麗でした。アイドルのライブに来ている!という感じがしましたね。

これは『2nd Side』だけの話ではないのですが、松井恵理子さんの会場の盛り上げ方が全体を通して印象に残っています。「みんな、大好きだー!!!」と奈緒のセリフが飛び出てきたときは「奈緒ー!!!」って叫びたくなりました(4/13追記:このライブレポを一通り書き上げたあと、4/13日の同時視聴会で夜公演を見たんですが、『Neo Beautiful Pain』でのラスサビの盛り上け方も凄かったです。プロのミュージシャンの方ですか?松井恵理子さん)。

演者の煽りで観客が一気に盛り上がる瞬間とか、今回の虹色橋みたいに観客も巻き込んでライブ会場が一体化する瞬間を生で体験してしまったら、もう配信では満足できない体に変わってしまいますね。これを書いている今この瞬間も、「次の担当案件のライブまだか!!?」ってなっています。それか百歩譲って4月中に今回のライブのDVDを出してほしい。我慢できない。アーカイブ視聴期限3年くらいのばしてくれませんか。

⑫不埒なCANVUS

そうだよね!!!その組み合わせはもしかしたらくるかもなと思ってたよ!!!でもその曲は予想できないよ!!!!
今思うとトラプリが2曲、ちとせさんがVRとフォルレジで2曲、蘭子がDIとフォルレジで2曲ユニット曲を歌っているので、千夜飛鳥もこれで2曲目のユニット曲なんですが…予想できた組み合わせから予想外の選曲。「僕と付き合って」なんて言っているイメージが全くできない2人による『不埒なCANVUS』。度肝を抜かれました。関口さんはイケボ過ぎるし、青木志貴さんはビジュアルが良すぎるし…。思わず心臓がどぅわどぅわしちゃったよ…。
ギャップ萌えっていうのは恐ろしいもので、イントロが流れ出した瞬間、「えっ…飛鳥と千夜ちゃんっ………!?それは反則だろっ!」ってなってしまいましたね。千夜Pは皆、愛知公演での『アタシポンコツアンドロイド』で脳に大ダメージを喰らっているんですが、聴いている途中はアタポンの情景がフラッシュバックしていました。しかし、『アタシポンコツアンドロイド』や『不埒なCANVUS』の歌唱を任せられるほど、千夜ちゃんのアイドルとしての引き出しが増えていることは凄い喜ばしいことで。アイドルを始めた当初は「薔薇を包み込む包装紙くらいの存在で十分です」と言っていた千夜ちゃんの成長、まだまだ見届けたいと思います。

⑬堕ちる果実

今回のライブのお目当てその3。もしかすると、この機会を逃すと、もう二度とオリメンでの歌唱をライブで聴くことは叶わない可能性がある曲。堕ちる果実のイベント開催が2021年の11月なので、実に約2年半越しのお披露目でした。

これは私が勝手にそう感じているだけなんですが、佐倉さんは運営から「難しい曲でも佐倉さんならなんとかしてくれるだろ」って思われている節があります(ありますよね?)。『Beat of the Night』しかり、『怪物』しかり、そして『堕ちる果実』しかり。そんな難曲達も悠々と歌い上げる佐倉さんですが、特に「ゴシック路線の曲は得意分野」と本人も語っていて私もその通りだと思っています。怪しげで、一度触れたら飲み込まれそうな雰囲気の曲こそ、佐倉さんの真骨頂。歌声も振り付けも、鳥肌がたつほどの妖艶さ。ようえんMAXでした。最近はちとせさん歌唱曲は『チョコレモ』や『DISCOTHEQUE』、『無限♾️だLOVE』など可愛い曲が続いていて。その反動か、堕ちる果実を聴いたときには「夜の女王だったわ、ちとせさん………」みたいなことを思っていました。可愛い曲も妖艶な曲も大好きなんですけどね。

『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』『双翼の独奏歌』では可愛らしく楽し気な蘭子の表情を見せてくれていた内田真礼さん。しかし、『堕ちる果実』では混沌とした闇の世界を堂々と謳う蘭子の姿がそこにありました。可愛らしさも残しつつも、前2つの曲とは全く違う艶やかな表情を見せている神崎蘭子という印象です。表現の使い分けが佐倉さんも内田さんも一級品で、フォルトゥナ・レジーナの世界観を存分に楽しむことが出来ました。

演出もとても良かったです。ラストの佐倉さんと内田さんが触れ合うところなんて、「ひぇっっ!」っていう声が出そうでした。もしかして、ライブじゃなくて歌のクオリティが高すぎるミュージカルを見てたのかもしれません。

もう何度目かもわからない余談です。実は堕ちる果実のフルを聴いたのは今回のライブが初めてでした。というのも、『堕ちる果実』はライブ披露の場がいつになるか分からなかったため、願掛けとして「ライブで堕ちる果実が披露されるまでフルは聴かない!」っていう制約を自分に課してたんです。だから今回堕ちる果実を聴いてるとき、「え!?こんな歌詞だったの!?」だとか、「こっからサビに入るの!?」みたいな驚きがいっぱいありました。願掛け、成功してよかった。

⑭Trinity Field

まさかのトラプリ2曲目。ここにきてまだ盛り上げてくんの!?となってしまうほどのセトリの暴力。これだけ盛り上がって、泣いて、感動してたのに、最終盤でまさかのトラプリ2曲目なんて。完全にパニック状態。

ここだけの話、『堕ちる果実』が終わった時点で満足度は100%だったんです。担当案件は全部回収できましたし、トラプリもDIもVRもユニット曲聴けましたし。「名残惜しいけど、もう終わりかなぁ…」って思っていたらまさかの『Trinity Field』。最後に爆弾を投げてきやがった。
周りの皆さんも多分、「もうそろそろ終わりが近いだろうな」っていうのは分かっていたでしょう。その反動からか、会場の盛り上がり方が最高でした。「ここで全部出し切ってやる!」という勢いで皆さんペンライトを振ったりUOを折ったり。生で3色のΔを見れた時は「これが噂の…!」ってなっていました。これ俺最後尾側にいたから無事だったけど、最前列にいた人達怪我とかしてなかった?大丈夫?

⑮Come to You

もう言葉はいらない。ありがとうございました。最高のライブでした。それだけ。ありがとう、シンデレラガールズ。ありがとう、ユニットツアー大阪。2時間があっという間すぎて、終わった後になんば駅のマックで休憩しながら「もしかしたら俺は幸福な夢を見ていたのかもしれない」と思っていましたね。

後悔していることと一番伝えたいこと

という訳で、15曲分の感想を書き終えました。いざライブレポを書くとなると、自分の抱いている感情にストンと当てはまる言葉が見つからなかったり、失った記憶を取り戻すことが出来なかったりして大変でした。書き始めたころには「3日くらいで終わればいいなぁ」と思っていたのですが、結局一週間程度かかってしまいました。全くもって文才が足りないです。

ここからは、唯一抱いている後悔を話せればと思います。それは「もっと同担の皆さんと交流しておけばよかったなぁ」ということです。
ライブ終わった直後に生まれた、自分の中に渦巻いて昇華することが出来ない思いを周りの人と共有できたらどれだけ良かったことか。その思いを昇華するために、今こうしてライブレポを書いているのかもしれません。今度現地に参戦できるときは、もうちょっと社交的になれてたらいいなぁ、なんて思ったり。

そして、一番伝えたいことは、「Velvet Roseをずっと好きでよかった」ということ。5年半、Velvet Roseはずっと私の心の支えでした。あまりソシャゲやアニメにはまることがなかった人生だったので、心からの推しという存在はVelvet Roseが初めてでした。ちとせさんと千夜ちゃんが二人揃っているライブが初現地で本当に良かったと思います。それと、待機列でVelvet Roseのグッズを身に着けている人を見かけることができたり、『Fascinate』『堕ちる果実』でたくさんの赤色のペンライトが振られていたり、終焉後に『Beat of the Night』や『Clock Hands』が本当に良かったという声を耳にしたりして、今までインターネット上でしか感じることが出来なかった「ちとせさんと千夜ちゃんを好きな人がいて嬉しい」という感覚を生きた感覚として実感できたのが本当に有難いものでした。たくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです。

終わりに

ここらへんで今回のライブレポを終わりにしたいと思います。ライブレポとして書きたかったことは書けたかなと。本当はもっと考察とか解釈とかを織り交ぜて書きたかったんですけど、それをやりすぎるとライブレポとは一体なんだったのかとなってしまいますしね。
冗長で全く面白味のない文章になってしまったんですが、最後まで見てくれた人には感謝を伝えたいと思います(こんな稚拙な文章が読まれたと思うと、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど)。ありがとうございました。
またいつか、現地参戦できたらなと思います。アイマス最高!



またね


おまけのちと千夜ぬい

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