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「願いが叶う」はオマケでもっと大切なことがある

小静ちゃん

あなたの返事にわたしにはとても励まされたよ。
愛する猫に会いたくて、泣きながら目を覚ます朝も、まだ続いているけれど。

過去を振り返ってみれば「なんでこんなひどい思いをするんだろう…」と苦しんだ、ありとあらゆる経験も。何日も、ときには何年も経過したのちに「ああ、あの体験のお陰で、今があるな…」と思える日がやってくる。

どれほど天をののしって、どれほど誰かをののしったとしても、ある日、必ず「ああ、あの体験のお陰で…」と心の底から思えた、今までの自分の人生を思い出したよ。

だから、小静ちゃんが表現した「未来をひっくるめた〝最善〟に感謝する」と言うことも、すんなりとイメージできた。未来はすべてが「おかげ様」になっていることは、経験的に知っていたから。

最初の手紙でわたしは「願いを叶えるために感謝していた」自分に気がついて、これを手放すことがテーマのような気がすると書いたよね。
上手く表現ができなかったけれど、わたしが自分に抱いた違和感はさ。

願いが叶わなかった。ただそれだけのことで、天に見放されたように感じてしまう、自分の根底の「寂しさ」に対してだったんだと思う。

願いが叶うこと。
そんなのはオマケで、実はさほど重要じゃない。

もっと壮大な、もっと深い愛が、天にはあって。
何が起ころうが愛されていると、心の底から信じていられること。

そのテーマが、やっぱり来ていたように思うんだ。その助けになるあり様を、小静ちゃんとサンが教えてくれた。

二人にとても感謝している。涙が出るくらい感謝してる。ありがとう。

モク

photo by トッシーさん


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