そのドアは目の前で、もしくは背後で閉じられた

シャッフルされたカードが

いちまい、一枚とはじかれてゆく

それらを見送り

運が良ければ手元に一枚のカードが残る

二枚であることはない


時々 わたしは

選ばれなかった未来に会いにゆく

それらはどこにも行かずにそこにいる

宙を漂い 手を伸ばせば届きそうで

後悔でも郷愁でもなく

時々、私は選ばれなかった未来に会いに行く。

実際、わたしは運が良かったのだ






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