夏至まであと十日とすこし

その日を境にまた日は短くなってゆくというのに

私たちはなんてのんびりしているのだろう

キイチゴの実をもいで口にほうる

晴れていれば洗濯物はすぐにかわく

毎日眠ってばかりいる


子どもの声でフェイドイン

子どもの声でフェイドアウト


春も眠かったが

夏の到来の前もやはり眠いものなのだろうか

この眠りは

人をどこにも連れていかないたぐいの眠りだ


分けてもらった古代蓮が泥の中で再生し

ゆっくりと葉をひろげる

葉の上で水の玉がころがるさまをみて

また眠たくなる

笑いやまない子どものようで

楽しいことをしていきます。ご一緒できたら、ほんとにうれしいです!