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石渡紀美(イシワタキミ)
2016年3月11日 12:53
春一番のあとの風はぼやけている一番でなければ二番も三番も同じなのか色は今にも芽吹きそうだシューズは箱の中で取り出されるのを待っているふくらんだつぼみを抱いた枝が今日の風でぽきんと折れる名前のない季節なんてない名づけられるのを拒んだ季節がゆっくりと、すばやく彼らの横を通り過ぎる彼らは名前のないものの前ですこしいらだちとまどい笑ったりもする彼女は