2022年=人生史上最悪の年

そろそろ2022年も終わるということで、31日はポジティブで終えるために先に本音を書き記します。

例の如く暇な30分に限定して書く駄文です。

いつも発信している内容より闇深く、後味の悪い内容になると思うので読む人は気をつけてください。公開するメリットもないので考えましたが、まぁ公開したところでデメリットもないなと。

年表

1月 人生で初めて普通に振られる。

2~4月 自暴自棄になっていた時に詐欺に遭い、数百万円騙し取られる。負債残り280万円。

5月 家族の問題。

9~10月 会社の経営の資金繰りに悩む。1ヶ月ほぼ休みなく働いた結果、鬱の症状が。

12月 年末にかけてめっちゃ詰め込んで精算しようとしたらインフルになって失速。

説明と反省

年表通り、1月に生まれて初めて彼女に振られる経験をしました。正確には、振られたことは過去に何回もありますが、僕自身がめっちゃ本気かつ一番好きな時期に振られるという。"失恋"って言葉が唯一当てはまる経験です。別にモテ自慢とかではないんです。って書いてて思ったんですけど、中3以来でした。中3の時に初めての彼女ができて、振られた時は1週間くらい引きずりました。今回は正直1週間経っても、2週間経っても、「どうやったら寄りを戻せるか」と考えて戦略を練るくらい諦めてました。普段人の感情に触れる仕事を主としているが故、必ずやり方はある、と思ってしまったのがダメでしたね。
さて、別にこれだけでは普通の人も通る道だし、人生史上最悪ではないです。振られたことを皮切りに苛立ちを抑えるために刺激を求めて日々を過ごしていました。仕事も当然毎日刺激的でしたが、"遊ぶ"ということに対する刺激です。そんな気持ちを抱えながら過ごす中で、元々ギャンブルを少々嗜む性格もあり、マネーゲームに手を出しました。その先で人に騙され、多大な借金を負うことになります。金額はそうですね、社会人10年目の平均年収くらい。詐欺だ!って気づいた瞬間流石に少しパニクりました。まずは親に一旦電話して「騙されたかも…」と伝えて、詐欺に気づいてから30分以内に次のアクションを確定するくらいの冷静さは持っていましたが。とはいえ海外拠点であることを理由に争うのを断念。負債額も普通の人なら自己破産を選択するような金額です。実際に弁護士にも勧められました。
でもそこは今まで頑張ってきた会社のことも天秤にかけ、自分の愚かな過ちを数年間かけて埋め合わせる道を選択しました。地獄に足を突っ込みましたね。いやもっと前からか。そろそろ親孝行を…とか考えていた矢先で情けなく、親の前でも20年ぶりに泣くことになりました。
でも5日で立ち直りました。でも立ち直ったというより感情に蓋をしたというのが正しい。これは後でまた首を絞めてきます。

ちなみに僕はずっと今の会社の財布の紐を唯一握っている人間(会社の資金を自由に出し入れできる)ですが、この件が発覚した時、代表のトムにこの立場を変えるように要求しました。個人的な借金を負っている会計部署の人間が会社のお金を横領する事件はケースとしてたくさんあるからです。そのリスクを負ってる人間を配置しているのは不安だろうと。「え?切り分けて考えられるでしょ?」って言われました。社員のみんなも事情を知った上で信頼してくれていて、ありがたい限りです。

家族の問題は公開できないから割愛。

プライベートで泣きを見ながらそれでも仕事は楽しんでいましたが、9月あたりに会社は資金繰りに悩みました。元々僕たちが大学3年生の時に立ち上げた会社で、経営の知識どころか会社に対する知識も0の状態でスタートしたが故の壁でした。見えないコストに対する意識も甘かったりして、このままじゃ会社運営し続けられなくね?ということにやっとこさ気づきました。立ち上げ当初も資金がショートしかけたことはあり、初めての経験ではないもののこのフェイズでは失えないものがめちゃくちゃ増えていた。まずは資金の部分をなんとかしなきゃと奮闘したのがこの月。苦ではありませんでした。なんとかなる、という確信はあったので。ただ気張って働きすぎた結果、朝の4時まで寝付けず、毎日数時間の睡眠で休みなく働く結果に。資金繰りのストレスもありましたが、自分の心身を過信したのが原因です。睡眠不足により食欲は減退し、鬱々とした状態になりました。この頃はみんなからも心配されました。

ちなみに「売上を増やす」「経費を減らす」という単純な施策に全員で向き合い、この問題はわずか1ヶ月で好転しました。うちの会社のメンバーの馬力すごいよ。

極め付けは用事があって実家に帰ろうとした時、新宿駅の人混みの中でふと虚無感と孤独感のようなものを感じ、足取りがめちゃくちゃ重くなりました。自転車を漕ぐだけで息切れしたり、寝る瞬間に今年の前半にあったきつい出来事の感情がフラッシュバックしたり。感情を消化せず、無視をしたことが仇となりました。
あーこれは鬱だな、と。自認したタイミングでうつ病の友達から「もう死にます」ってLINEが来て、とっさに「今お前が死んだら俺も死ぬわ」って彼氏持ちの女の子にメンヘラLINEを返しました。

自分の症状に気づいた瞬間に友達に連絡し、一日休みをとって一緒にカフェに行ったりお酒飲みながら軽くゲームをしたり。普通に遊んだだけですが、この次の日には復活しました。
他にもいろんな友達に話したらみんな心配してくれて。でもこの件があるまで自分は友達がほとんどいないと思ってたのでありがたみを再認識しましたね。トモダチダイジ。

12月のインフルはまぁいいや。これを書いてる今も咳が止まらないです。

今年作った負債(お金だけではなく、失ったもの)は来年以降も自分を苦しめるものとなると思う。だけど最悪の状況で学んだこともあります。
「我を失うな」ということです。自暴自棄になって状況が好転することはない。「我」には色々含まれています。「我」とは自分自身の人格や知識記憶でもあり、同時に他人によって形成されてるものでもある。つまり周りの友達や同僚、家族も自分の一部なのです。最悪の状況にある時は、まず自己嫌悪に陥り自分の人格知識記憶を疑い、嫌います。これを自力で元に戻すのはとても難しいでしょう。だからこそ、周りの人を頼り、周りの人から自分がどんな形をしていたのかを思い出してもらう必要がある。視野が狭くなり、周りの人の存在を認識できなくなることもありますが、それでも家族や親友など大切な人はうっすらとでも認識できるでしょう。その人たちを頼ってください。
これが最も最悪な状況でも冷静に対処し、最短で外れた精神のネジを巻き戻す方法だと僕は思っています。

来年はこれを忘れず、良い時も悪い時も自分の好きな人たちと一緒に過ごしていこうと思います。

40分かかってしまったので終わりです。

書いてみて思ったけど俺よくこれで生きてんな。


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