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昨日の出来事

2週間ぶりに父とあった。
2週間前に出張先が姫路だったこともあり、神戸に住む父と連絡を取り、今年の3月に65才の定年退職を迎えた祝いのつもりであったのが昨日のきっかけだ。
出張の仕事終わりに連絡をし、姫路駅界隈の飲み屋に行くことになる。
冒頭、2週間後に広島に帰省することを聞かされる。どうやら、会社の元同僚や元上司部下がお祝いと称して飲み会を広島で開くそうだ。
会社での父は大変厳しいと父から聞いていたこともあり、退職を祝ってくれる方々がいることを聞き、正直嬉しかった。
子供の頃は遅くまで働いていて、土日も仕事に打ち込んでいたから、たまに見るのは朝学校に行く頃でも布団で寝ている父だけだった。
中3になる頃からは単身赴任でほとんど顔を合わすこともなくなり、自分自身が親になってやっと共通の話題ができるまでは、父と会っても考え方が合わず、ろくに会話をしていなかった。
自分に子供ができてから、父がどれほど自分達のことを考えて仕事に向き合っていたのかが、よくわかるようになった。
話を昨日に戻すと、昨日は父の妹の墓参りに行き、叔父のところでお好み焼きを食べ、息子の誕生日プレゼントを父に買ってもらい、弟夫妻も交えて我が家で食事をした。
改めて叔母が早くに亡くなったことを墓参りで気付かされ、家族や兄弟もいつ話せない状況が訪れるかわからないと考えるとこれまで当たり前だと感じていた父と会う、弟と会う、妻や息子と過ごすといったことがあと何回出来るのか、なんて考えてしまう。
別に身体悪いところがある訳でもないが、今ある日常の幸せは自分がちゃんと理解して噛み締めないときっと明日失うことがあった時に悔やまれるのだろうなと感じた1日だった。
この気持ちを記憶に留めるためにここに記す

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