見出し画像

リニアモーターカー反対論  

僕は川勝静岡県知事と違う意味で今、建設中のリニアモーターカーに反対だ。新幹線のぞみで2時間半の東京、大阪間が半分の時間になっても飛行機の時間と変わらない。今後強化されていくセキュリティ検査の時間等を加えると余り時短にならない。敢えてリニアモーターカーを建設するならイーロンマスクが考えている様に地中深いところにチューブを振り込み空港と都心間を1時間で繋いでいる鉄道を20分に短縮する方が価値がある。また今や大問題になっているカーゴ移動を新幹線の軌道を利用するコンテナ車両を開発してロジスティクスシステムを早急に構築するべきだ。リモートワークが増えてバーチャル会議が増加している今、人の移動を考えるより、物の移動を考えて時期になっている。
リニアモーターカーの研究は遡る事50年 インターネットやバーチャルリアリティーの実用化の前から行われて来た。技術の進化も研究の精度も上がり実用化は現実的だ。但し事業性は時代と共に変わっている。日本のあしき伝統はフイージビリテイスタディはしても、事後の検証がほとんどなされない事だ。日本の過度な債務はその蓄積そのものだ。国防装備品や美術館の維持費用すら事欠いている金欠国家の日本は現実を見つめ、事業性の無い新規事業は切り捨てる勇気を持つ必要がある。裏金問題なんか追及するのは止めて、各国会議員の成績表でも作って国家貢献度でも評定すれば良い。ほとんどの先生方は不良資産で切り捨てるべきだという評定が出る事が必定だ。
JRの無料乗車券を民営後もちゃっかり利用しているから、甘い判断をしてしまう議員の先生方。民営化とは名ばかりで、残念ながら時代錯誤の長距離リニアモーターカーを支援してしまう。100近い国内空港で赤字でないのは一桁台の空港のみ。50年後には海底に沈み消滅する国際空港まで、利益誘導で建築するドン主導のゼネコン。これも飛行機無料パスで甘ーい判断をしてしまう議員先生方の影響が大きな原因だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?