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ロジカルシンキングの資料作成術

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資料作成のルールに関する図解をまとめています。資料作成のうまい人が実践しているテクニックを紹介します。
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#資料作成

正確と強調の使い分け

概要説得がうまい人はデータを強調(誇張)するタイミングがわかっています。 データを強調することと誇張することをは違います。正しく対策するために必要な意思決定を迅速に行うために、相手が判断しやすい見せ方をするのは「強調」ですが、相手の判断を誤った方向へ誘導してしまうなら「誇張」です。 データを扱うことはナイフを扱うことに似ています。適切に扱えばさまざまなものを作れますが、使い方を誤れば相手を傷つけることも可能です。 参考書籍さらに多くのチャートやグラフを知りたい方は『図解

読みやすい文章の条件:タテヨコ比

概要文章がわかりやすい人は見た目のバランスを意識しています。 テキストボックスは「1行を16字以内」、「タテヨコ比を1:1.5」目安にすると読みやすい文書になります。安定的なバランスとされる黄金比(1:1.618)と白銀比(1:1.414)の間で捉えやすいように「1:1.5」という比を設定します。黄金比と白銀比は以下の通り。 参考書籍この内容に絡んだ資料のストーリーの作り方は以下の書籍でも触れています。わかりやすい文章・資料の作り方を知りたい方はぜひご参照ください。 フ

プレゼン手法の使い分け(SDS/PREP/DESC)

概要この3つでほとんどのプレゼンに対応できます。パワーポイントで作成したスライドをダウンロードできるようにしました。レイアウトやインデント、色使いの参考にしてみて下さい。 DESCには2つの表現タイプが知られています。 (オリジナル型) ⇔ (派生型)  Describe ⇔ Describe  Express ⇔ Express  Specify ⇔ Suggest  Consequence ⇔ Choose オリジナル型は、状況共有し、自分の意見と選択肢を示して、

セールストークの使い分け

概要何かを相手に売り込みたいとき、この2つを知っておけばだいたい大丈夫です。パワーポイントで作成したスライドをダウンロードできるようにしました。レイアウトやインデント、色使いの参考にしてみて下さい。 参考書籍FABE法やBEAF法のように考え方の定石をまとめたものをフレームワークと呼びます。よく使われるものを『フレームワーク使いこなしブック』(日本能率協会マネジメントセンター)で詳しく解説しています。この本は、新人の東むぎ夫がフレームワークを使って課題を解決していくストーリ

ロジカル資料作成タイプ診断

概要いろいろなビジネスパーソンと一緒に仕事をしてきましたが、資料をたくさん作っている人ほど分かりやすい資料を作ることができます。 たとえば、パワーポイント資料の作成経験が少ない人は、読み手が資料からどんな理解をしてくれるのか想像できません。その結果、自身の脳内補完を前提とした、独りよがりの資料ばかりを作ります。しかし、そうした資料を作り続けるうちに、相手の理解を引き出すための工夫をするようになり、その経験を積み重ねることで、分かりやすい資料を素早く作れるようになります。