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ロジカルシンキングのフレームワーク図解

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ロジカルシンキングで使われる考え方のフレームワーク(思考の定石)を紹介します。
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#論理的思考

真実と事実の関係性(真実はいつも1つ…ではない)

概要見た目は子どもで頭脳は大人な少年が「真実はいつもひとつ」と主張していますが、じつは真実は人の数だけ存在し、事実こそがいつもひとつでした。 国語辞典で「真実」を調べると「ほんとうのこと」と書かれています。しかし、真実とは人が事実を解釈した結果であり、同じ事実であっても人によって解釈が分かれることもあります。つまり、事実はつねに1つですが、真実は背景の解釈を含むため、人の数だけ存在しています。 参考書籍考え方をモデル化したビジネスフレームワークは『フレームワーク使いこなし

「改善して」と言われたときにやること:ECRS

概要現状を改善することがうまい人はこういう発想をしています。 ECRS(イクルス)とは、業務改善のように今あるものを良くするための、取り組む順番と視点を整理したものです。ECRSは、Eliminate(排除)、Combine(結合と分離)、Rearrange(入替えと代替)、Simplify(簡素化)の英語の頭文字をとって呼ばれています。 E→C→R→Sの順番に取り組むと、改善の効果を出しやすく、トラブルも最小にできます。かつては製造業の現場で使われていたこの手法は、今で