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ヴェノム・レット・ゼア・ビー・カーネイジ


度重なる公開延期の中でついに最悪がやってきます。
2018年にシリーズ第一弾が公開され、その可愛さと凶暴さは新たな映画体験を僕らに与えてくれました…。

スパイダーマンのヴィランとして長らくコミックファンに愛されてきたヴェノムは、ソニーが新たに手掛ける『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』の一発目の作品として登場。

スパイダーマン3で何となくみたことある方はこの『ヴェノム』を見たら驚くだろうなとは思ってました。

そして、今回のシリーズ第二弾では最悪のヴィラン・カーネイジがやって来ました。

早速見てきたので…

感想を残しつつ、見終わった後に僕は少し大人になってしまったんだなぁ…と思うポイントに触れて行こうと思います。

ヴェノムとエディの夫婦漫才がマシマシ!掛け合いが見事すぎる一人と一匹のシーン

今回もエディとヴェノムの掛け合いが微笑ましいし尊かったです。
前作のヴェノムでは、出会いと邂逅のシーンに長く使ってた分、今回はヴェノムとエディの関係性が完璧に把握出来てる状態からスタートします。

なので、やはり前作のヴェノムは見てた方が絶対良いなとは思います。

時間がないよって方は、アマプラでヴェノムを1時間くらいスキップして見ていただければ今作を楽しめるかと…。(開始1時間はほとんど動きがないと感じてる)

前作では相棒という感じだったんですが、今作では親友、まさにブラザーのような関係性に進化していましたね。

失恋するエディをなだめたり、圧倒的なピンチを励まし合いながら乗り越えてく姿には、東リベ味を感じました(笑)

ヴェノム萌えの人には堪らないシーンも満載なので、前作でヴェノムの可愛さを知ってしまった人は絶対みるべきです。

見ながら思っていたのは、トム・ハーディの素晴らしさ。

トム・ハーディから出てくるヴェノムが本当に現実にいるように錯覚させてしまうほど、二人のシーンは非常にリアルでした

存在しないVFXのキャラクターを自身の想像力で補完して掛け合いをしていくというのは非常にやり辛いでしょうし、エネルギーのいる作業です。

VFXがあるとはいえ、失敗してしまったら非常に残念なシーンの連続になるはず…。

しかし、今作にはそんなシーンは一度もなく完全にそこにヴェノムは存在してました。

この映像表現のマジックはトム・ハーディだからこそ産み出せたものだと思います。

実は家に帰って好きなシーンを一人で再現しようと見たのですが、撮った映像を後で振り返って見ると自分で体を引っ張られたり虚空に向かって言葉を喋る様はあらゆる意味で狂気に満ちてましたね。

近年のマーベル作品を見てても驚くのが、居ないはずのものを作り上げてしまう役者陣のマジックです。

その点については観客の満足度は十分に得ていると思います。

次の10年はそこをどう進化させるかが課題になりそうですね。

ウディ・ハレルソンとシリアルキラーのマッチ度

さあ、今作のヴィランを演じるウディ・ハレルソン。
前作のポスクレの時から狂気感が満ちてましたが、非常にグッドでした。

死刑囚となるはずだった男がどうカーネイジになっていくのかはぜひ見て欲しいとした上で、やっぱりウディ・ハレルソンの表情に注目していただきたいw

彼の生まれ持った性質なのか…。
悪役を演じる時の彼は非常にイキイキしてるw
(本当に怒られそう…)

何よりも眼光の鋭さが面白いのだ。
目の動き方一つ一つにメッセージを込めて観客に訴えてくる演技にテンションが上がりっぱなしだった。

グランド・イリュージョンとかゾンビランドとかハンガー・ゲームの頼れる味方?って感じもいいですけど、やっぱり悪役演じて欲しいと心底思いました。

よくよく考えたらカーネイジのアクション増し増しのシーンよりも、一人の死刑囚クレタス・キャサディの登場シーンの方が高揚感を覚えつつ見ていたと思います。

あと、彼女役のナオミ・ハリスが出てくると途端に人間味を出すところもキュートでした…w

エンドロールが終わるまで立たないで!!!!

見出しの通りです。
途中で帰っちゃいけません。
marvel恒例のエンディングの後にも映像が続きマスのやつがあります。
ただし、SONYは優しくないから始まる前にメッセージなんか無かったですけどw

しかし、劇場で見た時に帰った人は一人いるかなーくらいの感じでした。

さすがmarvel映画。
観客も訓練されてます。

ポスクレ映像はテンションが上がる人が多かったんじゃないですか?

僕は知人のある方のテンション上がる様子が容易に想像できました爆笑

まとめ

mcuが色々なメッセージ性を込めた作品を多く出す中で、今回のヴェノム・レット・ゼア・ビー・カーネイジは、『二人の掛け合いと面白いアクション見れれば満足でしょ?そんな映画が見たいでしょ?作りましたよ』と言わんばかりの娯楽大作でした。

見た観客もこれでいいんだよね!!!!って満足する話だと思います。

IMAXじゃなくても良いんで、ぜひでっけぇスクリーンで見て欲しいですw

さて、僕はヴェノムごっこの練習に戻りますね!

ウィーアーヴェノム!!


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