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休眠日記3月7日(土曜)

前回のnote2月14日(金曜)にも書きましたが、その金曜日に県内5人の審査委員の方々に厚さ5センチほどの審査資料をお渡しし、思いのこもった資料を読み込んで頂き2週間後の2月28日(金曜)に長野市にて審査委員会を開きました。
休眠預金を使う意味の重さと慎重さを伝えてくれた委員。
事業の継続性をプロの目でしっかり審査していただいた委員。
どれだけ広範囲な対象に使われるのか、が重要と説かれた委員。
客観的な視点と、現場感覚で採点頂いた委員。
新聞社の元論説委員、大学教授、金融機関役員、団体役員、ドクター、それぞれの視点でこれほど評価が違うことに驚いたのと、逆に、これが第三者の客観的な視点による審査なんだな、と安心、確信をしました。

申請資料をまとめヒアリングする中で、18の団体のどれもが採択になってほしい、という思いは、決定した後も変わりません。
決定団体の詳細は、長野県みらいベース上で公表されています。https://www.mirai-kikin.or.jp/kyumin/koubo.php

小海線の駅舎を中山間地のこども若者の居場所としてコレクティブインパクトで課題へ挑む事業。
耕作放棄地に椎茸栽培ハウスを作り、就労支援制度ではできない引きこもりや障がいを持つ若者の居場所づくり。
地域連携組織を発足させ、 子どもの居場所立ち上げ支援・相談窓口を設置、子ども・若者の成長を支える地域力を強化していく地域ぐるみの取り組み。
空き民家を借り、人形劇を通じて障害の有無に関わらず、多世代が集い支え合う場作り。
荒廃農地の利活用、担い手不足に悩む地元農家と協力し、多様性のある働き方を提案し、様々な課題を抱えた人々が生きる力を持ち、地元産業の保全や新たな農業を生み出していく試み。
地域のシニア団体と連携し、ICTを活用した引きこもりや不登校の若者支援の居場所づくり。
困窮者支援の課題を把握するとともに、食品ロス削減のためのフードバンク活動を見える化することでフードロスへの企業支援えの説明責任を構築する事業。

県内、北は長野市から南は飯田市まで、7つの事業がこの春動きだします。
国民の財産である休眠預金を活用するこれらの事業の成果をより確実にするために。
3年間の間に地域に貢献し地域に根ざした事業として継続する力を持つには。
それは、7つの団体だけではできない。もちろん、伴走支援の力だけではできない。
まずは、行う人々の覚悟。
そして、地域の人々に知ってもらう、理解を得る、思いを共有する、一緒に考え行動していく姿を提示していく。

その第一歩、オリエンテーションは明後日。