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絶望から~フーファイターズにみるリセット

前回、話は(いつものように)脱線してしまった。

で、CD屋さんに来て、

どのアルバムを買おうかと物色開始。

まず気になったのはプリンスの死後リリースされたアルバム「Welcome 2 America」(2021年)

プリンスは・・・・また脱線するので、ここまで。


このアルバム、かなりのスルメアルバム。じわじわ長期間できます。

それと気になったのが、

去年久しぶりにシングルをリリースをして、その健在ぶりを知らしめた

ローリングストーンズのアルバム「ハックニー・ダイアモンド」

でも、なんかピンと来なくて、オルタナティブ・セクションに移動。


「ポリス」の新作も聞きたいなあ・・・奇跡起きないかな

かつてはアルタナばっかり聴いていた時期がありました(92年~2003年くらいかな)

ベック、ストーンテンプルパイロッツ、スマッシングパンプキンズ、サウンドガーデン、ペイブメント・・・

そして、なんといっても一番はまったのはニルバーナ。

そのニルバーナが悲劇的な終わりを告げた頃にオーストラリア・シドニーにやってきました。


新しい生活を始めた頃にニルバーナの元ドラマー、デイブ・グロールが

フーファイターズというバンドを結成してシーンに戻ってきました(1995年)

なので、自分のオーストラリアの生活とフーファイターズを聞きだした頃というのは、思い出がたくさん交錯します。

デイブは心機一転、新バンドではドラムは叩かずボーカル&ギターで登場しました。

バンドは待っていたファンに「生きる決意」をポジティブな音で届けてくれました。

ファーストアルバムはデイブが作った音源をバンド・サウンドに仕上げるという方法で作られました。

粗削りながら、ニルバーナにあったビートとポップな側面を感じました。

ゆっくりでいいから、長く続いて欲しいと思いました。

ファーストは温かく迎えられます。商業的な成功も納めます。

しかし、すぐに危機が訪れます。初代ドラマーが脱退してしまうのです。

思うに、プレッシャーでしょう。ニルバナ時代のデイブのドラムと比較されてしまいますからね。

デイブもかなり説得したようですが、本人の意思は固かったようで脱退したようです。

それでデイブは納得するドラマーが見つかるまで、俺が叩く、ということで二枚目のアルバム『ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ』はデイブ自らがドラムもやります。


当時のインタビューを読みましたが、プロデューサーがかなり厳しい人だったらしく、何回も特にドラムのテイクとらされて、何回かデイブは切れたみたいです。

でも、そのおかげなのか、今聞いてもセカンドの音の緊張感と厳格さは独特だと思います。

セカンドは商業的にもファーストを上回ります。

そして、このタイミングでデイブが心から納得するドラマーを見つけるのです!

それがテイラー・ホーキンスでした。


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