4/13

 もちろん、自分がみっともない奴だという自覚ある。
 思い出は美化されるものだと古今東西そう決まっているものだ。
 しかし、弥山のまぶたの裏に焼きついた落ち葉のじゅうたんは、あまりに鮮やかで、あまりに暴力的な美しさだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?