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【番外編】順天堂スポーツフォーラム


順天堂スポーツフォーラムとは

スポーツ現場や医療現場でスポーツ選手や愛好家をサポートするドクターだけでなく、指導者やトレーナーが共通の話題で情報交換や情報共有をし合う目的で始まりました!

今回のスポーツフォーラムはオンライン開催でしたが、学生を含めなんと150名以上の方が参加し、第一線でご活躍されている先生方の最新の研究発表されました!

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順天堂スポーツフォーラム✖︎スポーツ医学塾

今回、スポーツフォーラムの開催にあたり、齋田先生からフォーラムのご紹介があり数多くの塾生も参加することができました!

スポーツ医学塾ではこうした講義の情報を、所属する先生方から発信していただけるので学びのチャンスがたくさんあります♪
スポーツ医学塾を通して最新の研究や情報を、さまざまな分野でご活躍されている先生方にご教示いただけます! 

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参加した塾生のレポート

<順天堂スポーツフォーラムを終えて>


何か1つでもなるほどと思える発見・・・!

【保健医療学部 2年   宮澤 花奈実】

順天堂スポーツフォーラムに参加させていただきました。専門的なお話は分からなくてもこのような会の雰囲気を味わってみたい、何か1つでもなるほどと思える発見ができたらいいなという思いで申し込みましたが、思っていた以上に得られるものがあったと感じています。

選手の心理状態を数値化するなどして可視化できる状態にしてサポートに役立てるという取り組みについては、私自身も競技人生の中でメンタル面で悩んだ経験が多くあるので興味深かったです。また、選手とコーチの関係についてのお話はあまり聞く機会が無かったので、個人的にはすごく参考になりました。

運動能力や筋の発達のしやすさには遺伝的な傾向があるというお話には驚いたと共に「やっぱり遺伝は関係あるのか…」と正直少し残念に思ってしまいました。でも、遺伝的な傾向をもとにして、その能力を最大限に発揮できるようなコーチングやサポートができるようになるのはプラスだと思いました。

今回参加させていただいて、もっと勉強していきたいと思うことだけでなく、私にも今すぐ活用できそうなこともありました。自分には難しいと思っていたことでも、触れてみたら何かしら得られるものです。

今回はこのような機会をいただきありがとうございました。スポーツフォーラムをご紹介いただいた斎田先生、ご講演いただいた先生方に感謝申し上げます。

夢のある学問

【スポーツ健康科学部 3年 澤 幸哲】

 今回のフォーラムに参加して得られた学びとして2点あります。ひとつは運動負荷に関すること、もう一つは遺伝子多型についてのことです。

 そこから運動負荷に関しては自分にかけた負荷とかかった負荷を認識することでパフォーマンスを最大限向上させることができるのではないかと考えました。私自身運動部に所属していて、強すぎる負荷でトレーニングを行ってしまったことや、弱い負荷を継続して行ってしまった経験があり、適切な負荷でトレーニングを行えていませんでした。もし、かけた運動負荷とかかった運動負荷を認識できていれば、適切な負荷のトレーニングを行い正しい適応をおこすことでパフォーマンスをさらに向上させることができたのではないかと考えました。

 遺伝子の講演で得た学びとしてACTN3の遺伝子多型によってその人の競技特性やレジスタンストレーニングでの適切な負荷と挙上回数がある程度わかるということです。このことが身近になることで遺伝子多型の特性によってきめたスポーツでトップアスリートになる選手が現れると思うとスポーツ遺伝学はとても夢のある学問であると感じました。

今回はこのような機会をいただきありがとうございました。スポーツフォーラムをご紹介いただいた齋田先生、ご講演いただいた先生方に感謝申し上げます。


目先の成果に囚われない!

【医学部 6年 小川 恭平】

今回のスポーツフォーラムに参加して、一番に感じたことは、コンディショニングもトレーニングも個々人に合ったものを模索する時代が来ているということでした。
村上先生と山崎先生のお話では、コンディショニングの難しさを知りました。
最高のパフォーマンスを発揮するには、目先の成果に囚われないように、大きなスパンで段階的なトレーニングを組む必要があり、現状に左右され過ぎるのは良くないと知りました。しかし選手にとっては長期のスパンでトレーニングを考えるのは難しいのではないかと思いました。自分も陸上競技をしていますが、成果を出す為に半年や1年我慢するというのは、精神的にも拠り所がないと苦しいものです。これを解決する、コーチと各選手との信頼関係や、選手への教育の普及が重要だと感じました。

小林先生、福先生のお話では、選手のデータ測定や遺伝子解析で様々なことがわかってきていることを知りました。将来的にはトレーニングデータの集積と遺伝子から自分の長所や短所を知り、それに合ったトレーニングを個々人に提供して行けると、もっと多くの人が自分の持っているパフォーマンスを最大限に発揮することができて面白いと思います。

一方でこれからもデータは増えていくと思いますが、データが多いほど統合していくのが難しくなっていくのではないかとも思いました。

パフォーマンスに影響を与える因子は無限にあり、1人で全てのデータを扱うのは不可能だと思います。私も医師になるにあたって、他業種の方と連携し、選手をサポートするチームの一員になりたいと感じました。今回はこのような学びの機会を提供していただきまして、ありがとうございました。


最後に

スポーツ医学塾では、月に1度の講義だけでなくスポーツフォーラムのような講義の情報も塾生に発信しています!

今後もこういった学びにつながる情報を発信していき、スポーツと医学を繋げる架け橋としてこのスポーツ医学塾が在り続ける意義を見出していければと思います!!

これからもたくさんの情報を発信していきますのでお見逃しなく!!

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