とっても敏感系な人、HSPな話
「敏感」とか「鈍感」という言葉があるように、感覚の程度には良し悪しがある。
感度が良ければいいとか悪ければ悪いというものではなくて、あくまでも感度には幅があるということ。
ちょっと前から、自分が人よりも周辺のことに気づきやすいというか、気になりやすいというか、気が散りやすいんじゃないかと思うようなった。で、色々調べていくうちに出会ったのが「HSP」ということば。
HSP; Highly Sensitive Person
「とても敏感な人」ということらしい。比率的には5人に1人くらいがHSPにあたるらしく、それほど珍しいものではない。30人のクラスなら5~6人はいる感じか。
本を読んでいくと、やっぱり僕はHSPに入るだろうと思う。
HSPな人に共通する5つの特徴(『敏感すぎる自分を好きになれる本』長沼睦雄著)があって、
1. 刺激に敏感に反応する
2. 人の影響を受けやすい
3. 直観力があり、ひらめきが強い
4. 慎重で、自分のペースで行動することが好む
5. 内的生活を大事にする
ということらしい。僕の自己評価的に、は特に1,3,4とかかなり強い。
今までの人生を振り返ると、これが原因かと思えることもたくさんある。サラリーマン生活が苦しく脱サラしたとか、大箱的で一気に患者さん対応していた治療院を一対一型のこじんまりした形に変更したとか、これらの特徴が奥底にあったんだなと思う。
周りに人が大勢いるだけで、それすべて刺激となり疲れる。宴会とかパーティのようなものは楽しい反面ものすごく疲れる。だから段々と行かなくなってくる。
良し悪しでいえば、いい面もある。実際に、いまは自分的には活かせていると思う。それは、施術品質だ。
アスリートのメンテナンスをしていても微妙な変化に気づくし、それの原因がより深く感じ取れることができる。「慎重で自分のペースで」という特徴が、ゆったり時間を取り、ハイエンドな施術を提供できる基盤になっていると思う。
HSPは全体から見たら20%程度しかいないので、マイナーな存在であり、その特性で苦労することもある。でも、特性自体を理解して、活かせる環境に身を置くようにすると、ものすごくパフォーマンスを発揮できるようになるわけだ。
なんとなく、自分は敏感な感じで生きづらいと感じる方は、この手の本を読んでみると気が楽になると思う。
まずは図書館でHSPを検索!
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