個人がサブスクリプション型でストックビジネスを作る方法

河野(@JunnosukeKohno)です。

【サブスクリプション】

最近、よく聞く言葉ですが。あなたも、継続課金サービスにお金を出しているのではないでしょうか?

Netflixやhulu, Prime Videoなどの動画系サービス。SpotifyやApple Musicなど音楽聴き放題系サービス。

他にも、サプリの定期購入やウォーターサーバー、ジムの月額費用もサブスクと言ってよいでしょう。

どんなサブスクリプション型ビジネスがある?

最近、私自身が見つけて「面白いなー」と思ったサブスクサービスは

・絵本(毎月、我が子の年齢に合わせた絵本が届く)
・ベビーフード(栄養価が考えられたベビーフードが毎月届く)
・お酒(利酒)、コーヒー
・ランチ食べ放題

このようなサービスです。

個人も継続課金型のサービスを作ろう

毎月課金していくモデルのサービスの最大のメリットは、会員が増えるほど収入が安定することです。

サブスク型のサービスを持っている大企業は、やっぱり利益を上げてますし。投資家も、毎月安定してキャッシュが手に入る企業に好印象を持っています。

サブスクリプション型のビジネスは、大企業にしか作れないのか? 実は、そんなことはありません。

個人でも、お客様から毎月継続して課金してもらえるタイプのサービスを作ることは可能です。

実際に私が、過去に月50万円の利益を得ていたサービスを解説します。

ツール提供型のWebサービスをサブスク化

実際に私が提供していたのは、副業で稼ぎたい人が使うWebツールを作成し、ユーザーさんに毎月利用料を支払ってもらうタイプのサービスでした。

誰もが知っているWebサービスだと、adobe(フォトショップやイラストレーター)、トレンドマイクロ(ウイルスバスター)などがありますが。

ユーザーからすると、これらサービスを使い続けると「なくてはならないもの」になります。ある意味で、インフラです。

電気、ガス、水道、スマホ。我々の生活になくてはならないモノですよね。「なくてはならない」サービスを作れば、ユーザーは毎月お金を払ってくれます。


プログラミングの知識がなくてもWebサービスは作れる

WebサービスやWebツールと言われると「自分にはプログラミングの知識も経験も無いんだけど」と思われるかもしれませんが。実は、私自身もプログラミングはできません。

実際に私がサブスクビジネスとして提供したWebツールの開発は、知人のプログラマーにやってもらいました。

プログラマーには、開発、新しい機能の追加やメンテナンスをやってもらい。私が、集客&販売を担当していました。それで、収益を折半するという形を取っていました。

なので、ご自身にプログラミングの知識や経験がなくとも、Webツールでサブスクビジネスを構築すること可能です。

Webツールを開発&サブスク化する上での注意点

過去にWebサービスで収益を上げていましたが、収益化する前にポシャったWebサービスやネット環境の変化でサービス終了に追い込まれたこともあります。

そういった契約も含めて、個人がWebサービスを開発してサブクス化する上での注意点を3つ解説します。

注意点1:プログラマーとの契約形態
注意点2:Webツール開発を取り巻く環境
注意点3:集客と販売

1:プログラマーとの契約形態

プログラマーにWebツールを作ってもらう場合、最初に契約形態はしっかりと決めておきましょう。なぜなら、経営者とエンジニアではビジネスに対する考え方が違うからです。

経営者はとりあえずデモ版やテスト版を作って市場に投げる。投げてみて、お客さんからの反応を吸い上げて改善を繰り返していきます。


逆にエンジニアは、最初に提案された仕様書通りのものを作って対価をいただく。それ以降の仕様変更に関しては別途料金をもらうと言う形で働いています。

経営者的には「ちょっとそのくらいの修正は最初に支払った料金でやってよ」と思うけど。エンジニアとしては「仕様書通りのものを作ったのだから、それ以降の稼働分に関しては、別途料金はもらわないといけない」と考えています。

経営者とエンジニアのビジネスに対する考え方は、まさに水と油です。


私自身、エンジニアのビジネスに対する考え方が分かっておらず、過去に失敗した経験があります。

最初にお金を払ってツールを作ってもらいサブスク化すれば、それ以降の経費は掛からないので、ユーザが増えるほど儲かると思っていました。

ただ、予想以上にツールの改善箇所が多くなり、エンジニアへの追加料金が発生し、結果的に収益化できず投げ出したツールもあります。


ツールの場合、時代や環境の変化に合わせて、継続的な修正&改善が必要になってくるので、プログラマーとは最初から利益シェアの形で契約することをおすすめします。

利益の配分については、話し合ってお互いが納得するところで契約書を巻いてください。


レベニューシェアで契約することにより、エンジニアにはプログラムの追加や日々のメンテナンスを任せ、自分は販売に専念する方が長い目で見て上手くいきます。


2:Webツール開発を取り巻く環境

ウェブを取り巻く環境は、猛スピードで変わっていきます。

私自身が月50万円の利益を得ていたツールも、環境の変化に耐えれず突如幕を下ろすことになりました。

私が運営していたツールは、アマゾンのAPIを活用してデータ取得&加工してユーザに提供するツールでした。

順調に会員も増え、最盛期には月50万円もの利益を生み出しました。プログラマーへの利益もあるので、売上はそれ以上です。


ただ、ある時から、アマゾンのデータを取得しづらい状況が続き、最終的にはほぼデータが取れなくなりました。データが取れなければ、ユーザに満足する情報を届けることができないため、頂いていた代金を返金する形でツールの提供を終了しました。

アマゾンの立場からすると、データを取られる行為は、サーバーに過度の負担がかかることになります。サーバー維持にもお金がかかるため、データを抜かれる行為はアマゾンからするとよく思わないはずです。

結果、アマゾンからAPI経由でデータを取る権利を止められてしまいました。


他にも、決済手段は複数用意しておきましょう。最近は、現物ではなく、情報を売り買いすることに自社の決済サービスを利用されることを嫌う決済会社もいます。

代表的なところでは、PayPalです。情報商材を売っていたアカウントが、口座に残っている資金ごとアカウント凍結された話は、よく耳にします。

Webツールの場合、売り物が「情報」と認識されて決済口座を止められる可能性もあるので、決済方法は事前に複数用意しておきましょう。

Webツール以外で個人がストック型ビジネスを作る方法

ここまで、Webツール開発について解説してきましたが「自分でWebツールを作るのは難しいな」「信頼できるプログラマーを見つける自信がない」って人もいるはずです。

そういった人でも、Webツール以外でのサブスク的な収益を得る方法もあります。特定の分野で長期間に渡って経験や知識を積んできた人には、以下の記事で解説している収益化もオススメです。


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