絵画の楽しみ方教えます。 その3-28

 繰り返しになるかもしれませんが、なぜレオナルド・ダ・ヴィンチはこの様なことをしたのでしょう。当時のカトリック的な宗教観とは違う宗教観を持っていたからでしょうか。カトリック的な宗教観では男12人の使徒でなければならないためなのか？大ヤコブ驚いているのはキリストとこの女性を見て驚いている仕掛け、見事ですね。あのままでは、大ヤコブのポーズはおかしかったのです。この女性が私たち12人の弟子よりも大切なのですか？という驚きのポーズという意味で見ればつじつまが合います。
  1本指を立てているのは大ヤコブでなければならないのです。ではこの女性は誰なのでしょうか？私は宗教を全くと言って良いほど知りません。ましてカトリックだとかプロテスタントなど全く知りません。聖書など読んだこともありません。旧約聖書も新約聖書も見たこともない。にわか仕込みでいろいろ調べてはみましたがよくわからないことばかりです。しかしながら、やはりマグダラのマリア説は説得力がありますね。ただし、ダン・ブラウンのダヴィンチ・コードの解析では甘すぎますね。この人物がまぎれもなく女性であるというレオナルド・ダ・ヴィンチの証明が必要なのです。今回の直接的表現で証明できたのです。レオナルド・ダ・ヴィンチ＝神秘的みたいなものでカモフラージュされていたのかもしれません。案外論理的、直接的表現だったのです。そう考えれば、ダン・ブラウンのダヴィンチ・コードの解析ではお子様レベルです。私の証明方法で、あからさまに証明できたではないでしょうか。私の証明は正しいと自負します。彼の小説の中に登場するラングドン博士は象徴学者だそうですが、所詮、その人がどう感じるかどうかだけの話です。エッフェル塔を観て男性の象徴だとか、それで全て説明するのなら都市伝説と変わりないです。最後の晩餐のV字型の構図が聖杯だとか女性の象徴だとか、私にはこじつけにしか思えません。
　お子様レベルなので教授はミッキーマウスの時計が好きなのでしょう。