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絵画の楽しみ方教えます。 その3-32

ジョルジョ・ヴァザーリ

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 (Giorgio Vasari, 1511年7月30日 - 1574年6月27日)

ウィキペディアより抜粋
イタリアのマニエリスム期の画家、建築家。ミケランジェロの弟子。
イタリアのアレッツォ生まれ。1529年、ローマを訪れ、ラファエロらの作品に学ぶ。のちにメディチ家のトスカーナ大公コジモ1世(1519年-1574年)お抱えの芸術家となった。現在は美術館になっているウフィッツィ宮殿も手掛けている。
ミケランジェロを中心にルネサンス期の芸術家の評伝を書き、これは美術史の基本資料になっている。『画家・彫刻家・建築家列伝』は1550年に出版され、チマブーエからミケランジェロまで芸術家133人の作品と生涯を記している(1568年の第二版では30人を追加)。この中で「再生」 (rinascita) という用語を用いており、ヴァザーリが中世とは異なるルネサンスの時代を強く意識していたことが示されている。また、1563年には美術アカデミー、アカデミア・デッレ・アルティ・デル・ディゼーニョを創立する。1572年からフィレンツェ大聖堂ドーム天井に『最後の審判』のフレスコ画を描くが、1574年逝去(天井画は1579年に完成)。

 案外ヴァザーリに関する記述は少ないです。あまり画家としては人気がないのでしょうか?
 個人的には優れた建築家であり、美術アカデミーの創設者であり、ルネッサンスの記録者、ある意味では彼こそルネッサンスの概念を提示した大重要人物ではないかと思うのですが。
 絵はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッチチェリなどの超スーパースターの陰で目立たないですが、絵画の作品はもっと評価されても良いと私は思います。
ある書き込みを見つけました。ヴァザーリがアンギアーリの戦いの上に書いたとされるフレスコ画「マルチャーノ・デラ・キアーナの戦い」の中に隠されている「CERCA TROVA(探せば見つかる)」というものがあるそうです。

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 この言葉によって、実はヴァザーリの絵の下にアンギアーリの戦いが残されている可能性もあると考える研究者もいるそうです。この言葉の意味は私の謎解きのことを言っているのではないでしょうか?自画自賛しすぎでしょうか?
 この謎を解き明かすには今でこそパソコンの画像処理で簡単にできます。もしレオナルド・ダ・ヴィンチの時代、さらには100年後のルーベンスの時代、もし同じようなことをしようとした場合、最後の晩餐の精密な縮小版と反転させたアンギアーリの戦いが必要になります。これは100年後には謎が解けるとレオナルドが思っていたのでしょうか?想定外だったのか?それとも将来パソコンのような技術が開発されるのを予測していたのでしょうか。それは闇の中です。では一体この謎を解いたとして何があるのでしょうか?「何かが起こる」というのでしょうか?何も起こりはしないのでしょう。ただ言えることはありのままに見つめることの重要性、ものの見方の大切さこれは十分すぎるほど分かりました?それ以外今のところ私には分からないです。それとも何かの起爆剤になりうるのでしょうか?何か世界を目覚めさせる種にでもなるのでしょうか?それも私には分かりません。いや、待ってください。私は名もなき日本の片田舎に住む老人ですが、反対にレオナルド・ダ・ヴィンチは人類史上に名を残すレオナルド・ダ・ヴィンチではないですか。いつの間にか私は同じ地平でレオナルド・ダ・ヴィンチと接していました。大それたことです。でも、私はレオナルド・ダ・ヴィンチが言いたかったことを代弁したまでのことなのです。彼のメッセージは意味があるに決まっています。気が付けば私自身が変わってきた気がします。レオナルド・ダ・ヴィンチに導かれて・・・・

あとがき
「絵画の楽しみ方教えます。その3」はいかがでしたか?お楽しみいただけたでしょうか?皆さんもお気づきかもしれませんが、私はこの「最後の晩餐」を楽しんだというより苦しみました。ある時は有頂天になり、ある時は落ち込み、少しオーバーですが七転八倒の日々でした。まさに強敵でした。ヨハネと言われていた人物を定位置迄持ってくるのに通算3年以上かかった気がします。ユダの背後に本当のヨハネが居る事まではたぶん1年くらいで謎解きが出来たと思います。そこで満足して進まなかったと言っても良いでしょう。これはモナ・リザについても同じでした。あの「絵画の楽しみ方教えます。その2」で紹介した隠し文字も放置したままでした。最近やっとその謎解きも完了いたしました。「絵画の楽しみ方教えます、その4」か「その5」に発表出来れば良いかなと思っています。いずれにしましても、この最後の晩餐の苦しみがあったので、今の絵画の鑑賞方法を会得したと言っても良いでしょう。なので、「その1」、「その2」は実に愉快で爽快な気持ち、精神状態で書くことができました。今後は受胎告知、岩窟の聖母、キリストの洗礼、モナ・リザ最終論について書きつつ、他の画家の絵画も織り込んで描き続けて行きたいと思います。もし時間的余裕がありましたら読んでいただけたら幸いです。


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