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最後の晩餐 登場人物


登場人物も一応紹介する。

既に知っている方は、飛ばしていただきたい。

イエスを中心に左側に6名、右側に6名系12名の使途がいることに
なっている。
なっているという言い方は変かもしれないが実はもう一人いるのだ。それは今後解明していくのでお楽しみにしていただきたい。
左から

・バルトロマイ - テーブルの左端、つまりイエスからもっとも離れた位置におり、イエスの言葉を聞き取ろうと立ち上がった様子に描かれている。


バルトロマイ

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・小ヤコブ - イエスと容貌が似ていたとされる使徒。
左手をペトロの方へ伸ばしている。

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小ヤコブ


アンデレ - 両手を胸のあたりに上げ、驚きのポーズを示す。

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アンデレ


・イスカリオテのユダ - イエスを裏切った代償としての銀貨30枚が入った金入れの袋を握るとされる。ただし、マタイによる福音書では、イエスを引き渡した後で銀貨を受け取ることになっていたが、レオナルドは、聖書にある「手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る」の表現が難しかったためではないかと言われている。

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イスカリオテのユダ

・ペトロ - 身を乗り出し、イエスの隣に座るヨハネに何か耳打ちしている。



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   ペトロ


・ヨハネ - 十二使徒のうちもっとも年少で、聖書では「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」と記されている。中性的顔立ちと『ダ・ヴィンチ・コード』の影響からか女性と思われがちでマグダラのマリアではないかという説が浮上したが、それはこの作品を問わずレオナルドに良く見られる画風である。

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ヨハネ

キリストから向かって右の登場人物

トマス - 大ヤコブの背後から顔を出しており、体部は画面ではほとんど見えない。右手の指を1本突き立てているのは、「裏切り者は1人だけですか」とイエスに問い掛けている姿と解釈されている。左手はよく見るとテーブルの上に置かれている。

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トマス

・大ヤコブ - 両手を広げ大袈裟な身振りをしている。

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大ヤコブ


・フィリポ - 両手を胸にあて、イエスに訴えかけるような動作をしている。

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フィリポ


・マタイ - テーブル右端のマタイ、タダイ、シモンの3名は互いに顔を見合わせ、「今、主は何とおっしゃったのか」と問い掛けている風情である。イエスから離れた位置に座る彼らにはイエスの言葉がはっきりと聞こえなかったのかもしれない。

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マタイ

・ユダ (タダイ)

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ユダ (タダイ)

・シモン

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シモン

これが12人の使徒である。
そして中央がキリストである。

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謎を解いていく中で登場人物の名前をある程度覚えておいた方が楽なので、あえてページを割いて紹介をした。
 各使徒についてもっと詳しく知りたい方はお手数でも自分で調べていただきたい。
まだこの時点で、私はこの絵に何か謎があるような気がしていなかった。


 キリストが処刑前夜、使徒に向かって「この中に裏切り者がいる。」と言ってみんなが驚いているところを描いた絵なんなのだろうというくらいの感想だった。しかし、じっくり見ていると少し違和感のあるところを発見した。

続く・・

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