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絵画の楽しみ方教えます。 その3-3

最後の晩餐 登場人物
イエスを中心に左側に6名、右側に6名系12名の使途がいることになっています。「なっている」という言い方には少し棘がありますね。左から紹介いたします。
バルトロマイ
 テーブルの左端、つまりイエスからもっとも離れた位置におり、イエスの言葉を聞き取ろうと立ち上がった様子に描かれています。

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小ヤコブ
イエスと容貌が似ていたとされる使徒。左手をペトロの方へ伸ばしています。

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・アンデレ
両手を胸のあたりに上げ、驚きのポーズを示しています。

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・イスカリオテのユダ
イエスを裏切った代償としての銀貨30枚が入った金入れの袋を握るとされています。ただし、マタイによる福音書では、イエスを引き渡した後で銀貨を受け取ることになっていましたが、レオナルドは、聖書にある「手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る」の表現が難しかったためではないかと言われています。

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・ペトロ
身を乗り出し、イエスの隣に座るヨハネに何か耳打ちしています。

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・ヨハネ

十二使徒のうちもっとも年少で、聖書では「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」と記されています。中性的顔立ちと『ダ・ヴィンチ・コード』の影響からか女性と思われがちでマグダラのマリアではないかという説が浮上しましたが、それはこの作品を問わずレオナルドに良く見られる画風であるそうです。

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続く・・

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